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祈りの姿勢

「祈りは具体的に」
と、よく創価学会の先輩に言われたのですが、私は、これがずっと分かりませんでした。

例えば、就職について祈るとき、言われるままに
「この業種で、給料はいくらで、福利厚生はこうで、人間関係はこんな感じのところで働きたい」とか「使命のある場所で働きたい」
というふうに祈っていたのですが、具体的にすればするほど、それが本当に自分の望みなのかよく分からなくなりました。
そしてだんだん逆に「この通りにならなかったらどうしよう」みたいに不安になっていました。

最近思ったのは、条件を具体的にする前に、感情を具体的にすればよかったのかもなということです。
働きたいと思ったとき、働いてる自分をイメージして、こんなふうに働けたら「楽しいな」とか、そういうふうに働けてない今が「嫌だな」とか、今の自分の感情をそのまま祈る。そうすると最初はあやふやでも、祈っていくうちにだんだん解像度が上がって条件が見えてくるのかもしれない。

個人的には、そのほうが祈るのも楽しくなるなという感想でした。