ぎょうぎょう

東京郊外に暮らす、何につけても中間層の、どこにでもいる男が抱える、どこにでもあるアラサ…

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東京郊外に暮らす、何につけても中間層の、どこにでもいる男が抱える、どこにでもあるアラサークライシスについて駄文を綴る。

最近の記事

「けがの数だけ、小さくなって」、俺は弱者のふりを続けるのか?

いつも聞いている奇々怪々というラジオで、「弱者のふりした強者」について話していた。どういうことかイマイチ、ピンとこなかったが、なんだか気になるモヤモヤを抱えながら眠りにつき、目が覚めて少し頭が整理されてから、もう一度聞いたら、言わんとしていることが理解できた気がする。 ラジオの中で話題に上がる『サンクチュアリ』という相撲のドラマは俺も見た。正確に言えば、まだ途中だが、話の大枠が見えてくる程度までは進んだ。 このドラマでは、地元では圧倒的に腕力の強い不良少年が、力自慢が集ま

    • IKEAの時計

      我が家の壁には、俺が昔、IKEAで数百円で買った時計が掛かっている。 別に気に入っているわけではないが、一人暮らしの頃にテキトーに買ったものがそのまま残っている。妻は他の時計が欲しいと言ったが、かれこれ1年弱、良いものに出会えず、未だにこれを使っている。 邪魔になるデザインではないし、機能もするので何の問題もないが、他の家具には多少なりとも気を使っているだけに、誰かが遊びに来たときに見られるのが少し嫌だ。うちに遊びに来た友人たちは、「え、家具はこだわってるのに、時計はこれ

      • 「もったいない」から、肥満児は生まれる

        「もったいない」精神が人を太らせるのではないかという説がある。俺が提唱している。 太っている人は、食べ物を残さない。もったいないから、出されたものは全部食べるし、鍋の汁はもちろん雑炊にして最後の一滴まで有効活用する。 無駄が大嫌いなのだ。 ご飯はできたてが美味しいから、冷める前に全部食べる。冷めてしまっては、せっかくの「できたての瞬間」がもったいない。 しかし、これでは一日3回しか来ないご飯の時間が、すぐに終わってしまう。もったいない。だから、おかわりをする。そして、

        • 朝から眠れずひとり十二人の怒れる男

          朝4時に目が覚め、そこから3時間経っても全く眠れない。 急にこれから歩むであろう自分の人生が嫌になり、追い込まれたのではないかという考えに苛まれてしまった。 いま同棲している彼女と結婚し、子供が生まれたら彼女の実家の近くのマンションか何か、今のとこより安くて広いけど都心からは離れた、でも人の多さは変わらない千葉のベッドタウンに引っ越し、子育てとローン返済に四苦八苦しているうちに気づけば50歳。なんていう、どこにでもある人生が目に見える。 そんな一見普通の人生こそが素敵な

        「けがの数だけ、小さくなって」、俺は弱者のふりを続けるのか?