「突き抜けるまで問い続けろ」by 蛯谷 敏
この本は、ビズリーチを創業した南壮一郎氏の生い立ちから、どのようにビズリーチを創業し、また持ち株会社ビジュアルの設立の理由等について書かれたノンフィクションである。
ある時からテレビで「ビズリーチ」と人差し指を立てるCMをよく見るようになり、カンブリア宮殿でも紹介されていた会社なので、一度その創業者はどういう経緯でこの会社を創業したのか興味があったので、この本を読んでみた。
南氏が面白いのは、自分の強みは課題を発見し、それを解決するために事業を起こすことであって、事業をマネージしていくのは強みではないと早々と見極めていることである。そのため、事業会社のビズリーチは社長を他の人間に任せ、自分は持ち株会社ビジュアルをベースに新しい課題発見することに力を注いでいる。
普通創業者というのは、その事業に対し強烈な拘りを持っており、なかなか次世代へのバトンタッチは苦労している。ユニクロの柳井氏、ソフトバンクの孫氏、NIDECの永守氏など。
事業創業者に関する本を読むとそれぞれの個性が強烈で大きい熱量を感じることができて、自分自身がチャレンジするためのエネルギーをもらえる気がする。
本の評価は、5/5です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?