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「なぜリーダーは失敗を認められないのか」by リチャード・S・テドロー

どうしてこういう本のタイトルにしたんだろう?原文は、「Denial」になっており、本の中身も目の前で起こっている「不都合な事実」を否認して、それに対応しないことにより生じる不幸な結末をテーマにした内容になっているため。この本は、失敗を認める以前の問題として、現状を変えずに変化に対応しないことのリスクを説明しているもの。

本では、フォード、シアーズ、IBM等アメリカの大企業の失敗をその「否認」の実例として挙げている。確かに、人間というのはわかっているけど、それを認めようとしないことによって悪い結果になることが頻繁に発生しているように思う。

そうした否認状態に陥らないためには、それまでのしがらみがない外部の人間を利用することや、若い人の意見を柔軟に受け入れることが大切であると説く。

なかなか興味深い本だった。評価は、5/5です。

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