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「英語は決まり文句が8割」by 中田達也

英語学習の本は世の中に山ほど出版されているので、その中で人の興味を引くにはタイトルが重要だと思う。その意味で、この本はうまいタイトルを考えたと思う。

実際本を読むまでは、定型文を覚えることで、英会話を行う程度の内容かと思っていたが、実際は少し違っていて、ある意味まともな内容だった。但し、「英語は単語で覚えるな!」とか「最小の努力でネイティブに近づく」という謳い文句は少し誤解を与えるのではないかと思う。

この本では、英語を使いこなす(話す、聴く、読む、書く)には、熟語、句動詞、コロケーションが重要である(つまり単語+単語でできる言葉のかたまり)ということを言っていて、それは間違いない。但し、自分は単語も文法も重要なので、それをきっちりやった上で、決まり文句(句動詞やコロケーション等)もきっちりやることが大切だと言いたい。

今回この本を読んで、本の中で紹介されていた以下の本(既に手許にある)を読んでみようかと思っている。
「英語はもっと句動詞で話そう」by 日向清人 語研
「English Collocation in Use」by Michael McCarthy, Felicity O'Dell 
Cambridge

それと何年も前に買って全く使っていなかった 三省堂「英語イディオム・句動詞大辞典」活用しようと思う。

本の評価は、5/5です。

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