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「日本株 黄金の時代が始まる」by 鈴木 亮

著者は日経新聞の記者で、ご自身で日経入社後バブル崩壊を経験しているベテランの方です。

現在、日経平均株価がバブル時の最高値を超えて、4万円超えを記録しているが、これからまだまだ上昇することが期待できると著者は言う。

この本で著者は、今の株価は決してバブルではないと言い切り、その根拠を計数を持って説明する。また、どうして日本経済が長期に亘って低迷したかを地政学を踏まえて説明し、今はその地政学的に大きな転換期を迎えており、それが日本に有利に働くと述べる。

米中対立における日本の重要性の上昇、中国経済の低迷期への転換、長期のデフレでも体力を強化してきた日本企業、円安のJカーブ効果、EC諸国の政治的経済的混迷、等により日本に有利な状況が揃っているとのことである。

著者のいうように日本経済が復活することを心から期待したい。そういうことで、この本は理論的にしっかり根拠等説明され、元気をもらうことができました。

評価は、5/5でした。


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