「コンサル０年目の教科書」by 古谷 昇

この本は元々2004年に出版されていたが、絶版になった後、ネットで高額で取引されて人気が維持されていたことを受けて、再版したとのことである。

内容としては、本の題名の「コンサル０年目の教科書」が示しているように、コンサルとしての様々なテクニックを学習する前の段階で、コンサルとしての考え方のコツを教えてくれるものである。

コンサルという言葉を使っているが、必ずしもコンサルに限らず、ビジネスパーソンの全てに有用な内容が書かれていると思った。色々なフレームワークを紹介した本もたくさん読んできたが、意外とこの本で書かれているようなちょっとしたコツが非常に参考になった。

最後に書かれている「トップの心理学」の内容が面白かった。例えば、「時として権力を試したくなる」確かに、トップは時に無茶苦茶な指示を出すことがある。「二重人格である」確かに、トップはいろいろな顔をみせて、ヒヤヒヤさせられることがある。

評価は、5/5でした。