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「選択できる未来をつくる」by 松岡陽子

著者は、現在パナソニック・ホールディングスの執行役員で、Hohana(株)のCEOである。15歳のときに、プロテニスプレーヤーになるべく渡米し、UCバークレーに進学したものの、ケガのためテニスプレーヤーの道を断念した。

この本は、その後ロボット工学の世界で大学教授、グーグル社員、スタートアップのCEO等、様々な職を経験する中で、彼女がその時々にどう判断し選択してきたかを基礎に、我々にも何が大切かを伝えてくれている。

一言でいえば、使命(Mission)x情熱(Passion)x最適化(Optimization)が大切ということらしい。

彼女が人を採用する時の基準が参考になった。
1.スキルセットが自分と異なる人を選ぶ
2.意見が合うだけの人よりも、意見が違ったときディスカッションできる人を選ぶ
3.優秀かつカルチャー・フィットのある人を選ぶ
4.「自分のためでなく人のため」と心の底から思える人を選ぶ
5.「学べる人」を選ぶ
6.ものの説明が上手な人を選ぶ
7.「実行力」がある人を選ぶ

本の中で述べていてわかったが、著者が小学で通っていた学校は、娘と同じだった。自分も平日の夕方、学校の講堂で行われる神父さんの「聖書講座」なるものに何度か参加したことを思い出した。

著者が4人の子供を育てながら、様々な仕事にチャレンジするエネルギーには感動させられる。バイタリティに溢れている。

本の評価は、5/5です。

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