「脱優等生のススメ」by 冨田 勝
著者は、慶応大学の教授で、父親はシンセサイザーで有名な音楽家 冨田勲の息子さんである。
この過去何十年も低迷する日本を立て直すには、単に知識を暗記して答えを出す学校の優等生的な発想ではなく、独自の考え方やアイデアを生み出すことが求められるとする。
そのためには、自分の好きなことに対してトコトンのめり込んで、深く考えを巡らすことが重要であると言っている。
著者は、最後に自分のこれまでの人生を振り返りつつ、これからの人生のために自分にも言い聞かせるように次のことを言っている。
「ピンチはあなたが何もしなくても一方的にやってくることがありますが、チャンスはあなたが行動を起こさないと掴むことはできません。チャンスを活かすも見送るのもあなた次第です。チャンスはいつ何時やってくるかわからないので、常に心の準備をしておくこと、そしてチャンスボールが来たら全力で振り抜くこと。仮に空振りをしても見逃すよりマシだと思います。」
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