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⑨ 好きなXJAPANの曲:Jealousy 〜 Singles編

実習も終わってだらけてたら前の更新より時間が空いてしまいました。                                           時間があると無限にだらけてしまうのでよくないですね。

今回はJealousyとX Singles編です。


1,Jealousy

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1991年に発売されたサードアルバム

この頃にXは制作拠点をロサンゼルスに移します。
YOSHIKIは元々ヨーロッパに行くことを望んでましたが、メンバー内での多数決でロサンゼルスになったそう。
アメリカ西海岸特有の乾いた空気やスタジオとアパートを自由に行き来できるなど結構楽しんでいたようです。

このアルバムでは、比較的YOSHIKI以外のメンバーが書いた曲が多く収録されています。
2年前の「BLUE BLOOD」から成長したメンバーの魅力が詰まったアルバムです。

ここで注目して欲しいのは、White Wind From Mr.Martin ~Pata's Nap~  とVoiceless Screamingです。

White Wind From Mr.Martin  ~Pata's Nap~ 

1分ほどの短いインスト楽曲で、ギタリストであるPATAによるX時代の楽曲はこれのみ。XJAPAN時代でもHEATHと共に作曲したWRIGGLEのみです。
貴重。

一文で表現すると、「Xの中で最も優しい曲」

元々PATAがスタジオでアコースティックギターを弾いて遊んでいたところ、通りかかったTAIJIがその演奏を気に入ってアルバムに収録することになり、PATAが改めてアレンジをした曲です。

気まぐれが過ぎる

Pata's Nap(PATAの昼寝)という曲名のように、心地良い風が吹く草むらに寝転んで、空を見上げ流れる雲を目で追っているうちにだんだん眠くなってくるな...っていう雰囲気の、のどかだなぁ〜って曲。

Mr.MartinというのはPATAがロサンゼルスで買ったマーティンのアコースティックギターからきてます。

この曲に続いてVoiceless Screamingが始まります。


Voiceless Screaming

Voiceless ScreamingはTOSHIが喉を痛めて話すのを禁止されていた時に歌詞を書き、それにTAIJIが曲をつけたアコースティックギターと12弦クラシックギターが主体のバラード。

この曲のギターのほとんどはTAIJIによるもので、HIDEとPATAは参加していません。

Xの中でTAIJIはベーシストでしたが元々ギタリスト出身で、その実力はHIDEをして「俺には弾けない」、PATAも「TAIJIほど上手くは弾けない」と言わしめたほど。

“声なき叫び”という題名のように、穏やかながら湧き上がる感情や叫びがギターとストリング、TOSHIの歌声で、何か深いところへ引き込まれてしまいそうな叫びが恐ろしいほどに表現された曲です。


2,X Singles

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X時代に発表された6枚のシングルの中から、カップリング含めリリース順に収録したシングルコレクション

シングルの中には、VANISHING VISION ,BLUE BLOOD,Jealousyに収録されていた曲のシングルカットバージョンや、いずれのアルバムには収録されていない曲(20th Century Boy や、Standing Sex)もあり、Xを知る上では貴重な1枚です。

このアルバムの中では何が好きか、というよりは他のアルバムと聴き比べて欲しいです。

アルバムとシングルで1番変化が大きかったのは「WEEK END」でしょうか

ギターはかじっていないので詳しいことは分からないですが、ギターの音色が変わっていたり、ギターソロの変化やピアノ、ストリングスの追加など大幅なアレンジが加えられています。

もともとBLUE BLOODの時に「XがJ-POPをつくったら」というコンセプトで作られた楽曲ですが、シングルバージョンでは重厚感のあるバンドサウンドやピアノ&ストリングスによるバラードといった「Xらしさ」を押し出したアレンジなのかなと感じます。


1993年1月5日〜1月7日に東京ドームにて行われたX名義では最後となった3Daysライブ「破滅に向かって」を最後にTAIJIは脱退(YOSHIKI曰く「音楽性とファッション性の違い」「自分とTAIJIの間で交わした約束を破った」とのことですが、詳細は不明。2人の音楽や金銭面での意見衝突が多かったことが有力かと)

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「破滅に向かって」のステッカー

(TAIJIは脱退後日本のヘビメタ界の中でも有名な「LOUDNESS」に加入したり、自身のバンドを立ち上げるなど音楽活動を続けますが、いずれも長くは続かなかったようです。TAIJIについても追々書きたいと思います)


TAIJI脱退後のXは新メンバーのHEATHを迎え「XJAPAN」として「ART OF LIFE」を発表する1993年8月まで活動休止しました。

次回Xについて書くときは、XJAPAN最大最長最難産の楽曲ART OF LIFEについてかなと思います。

壮大な楽曲なので今から何を書いていこうか、どこから手をつけていこうかさっぱりですが、自分なりに書いていけたらいいなと...




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