しとしと雨で映画に変更
『ロール ザ ドラム』を観た。女性差別、人種差別、家父長制、女性参政権運動、様々な問題を抱えた時代の小さな街での革新の物語。問題は重たいけれど作品の雰囲気はコメディ調で堅苦しい感じはしない。劇伴は古き良きロックな雰囲気が多かった印象で、堅苦しい悪しき風潮打破するぞ感を後押ししている感じ。とても良き。わんちゃんの扱いも巧みだった。丁重に扱われ、物語の機微を伝えてくれる役割をしてくれていた。好感度高い。
スイスで実際に起こった騒動がモデルだそうだけど、どこの国でも同じ問題を抱えていて、日本で生まれ育った人間でも共感を抱ける内容。
過去このように女性や移民側の方々が立ち上がってくれたから、この頃よりは自由な人権があるのよねと、こういう作品を拝見するといつも感謝を抱く。と同時に、未来は今よりも自由と平等があるように、今も動き続けなければいけないのよねとも思う。
良き作品との出会いだったし、空間も素敵なミニシアターだった。物販の品揃えも気になるものばかり。他の作品のフライヤーも様々いただいてきた。誘ってもらえて良かった。
それからカフェでクロックムッシュをいただきながら、様々な作品についての思いを言葉にして伝える。相手の言葉を聞くことで、自分の中だけでは見えなかったものが形になる。自分の中で蟠っていること、相手の中で蟠っていること、それぞれ解決(解消?)できるといいなと思う。チーズたっぷりのクロックムッシュを口いっぱいに含んで幸せを味わった。
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