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産業保健師:2023年の振り返りと今後に向けて

お疲れ様です。産業保健をかじっている保健師です。
2023年の最初の占いで
「前に進む流れ・新しいことにどんどん挑戦できるので何事も楽しむのが大切・失敗を恐れずたくさんチャレンジする」と書かれて。

占いに勇気をもらいながら、今年は結構、自分的に職業人生として怒涛の1年だったので、まだ仕事納めてませんが振り返ります。

今年やったこと

転職した

やっぱりこれがでかい。6年間勤めた労働衛生機関を辞めて、4月から企業内保健師になりました。
中小企業を中心に支援してきた私にとっては、考えられないレベルの大きさの組織を扱い、会社の価値観を知っていく中で半年以上たった今もビックリすることばかりです。
とりあえず「大企業ってこうなんだ…」マインドで、毎日白目を向いてスルースキル発動しています笑。この転職は、自分的には本当にかなり大きいギアチェンジでした。(これは別件で記事にする予定)
ありがたいことに、尊敬できる先輩と切磋琢磨できる同期に囲まれて、毎日細々と活動しています。
「今、私には何ができるのか」「目の前のことも大事だけど、この組織が今後どうなって欲しいか」「それを実現させるためには、何を明確にして、どのように行動すればよいのか」など、色々考えて…、がんじがらめになり、あまり行動には移せなかったと反省しています。
そして、こんなにも自分は頭で考えてから行動する人間なのだと、自覚をする8か月でした。

「産業保健師」について知ってもらう場に登壇した

今年は2度ほど「産業保健」を知らない方々に「産業保健師」について知ってもらうための機会を頂戴し、登壇させていただきました。
1回目は看護師・保健師へ向けて・2回目は心理職の方に向けて。
私が日々楽しみながら勉強をさせてもらい、生業としている「産業保健」ですが、世の中的にはあまり興味を持たれない内容なのだなということを改めて実感した経験でした笑。(もちろん私の話が面白くなかったのもあると思いますが爆笑)
これまで家族にも「毎日どんな仕事してるの」と聞かれたり、4月に転職して以降、社員さんとの飲み会で「いつもどんなことしてるんすか?」って聞かれますが…。正直、一言で答えられず、うまく言語化できていないことについて、未だに毎回モヤモヤしています笑。←これが今後の私の課題です。

それでも「企業で働く人たちの安全と健康を見ている専門職がいる」ということを世の中の人に知ってほしくて。今回は素晴らしいご縁がありお話させていただきましたが、今後もし「産業保健」「産業看護」についてお話をさせていただける機会があれば!もっともっと、内容を楽しくわかりやすく、ブラッシュアップさせていきたいなと思っています。

地元の産業保健師さんと出会いを増やした

ありがたいことに全国の産業保健職とつながりを持たせていただきながら、交流を深めてきている今日この頃。交流の中で「他社」を知ることによって視野が広がり、仕事中の選択肢が広がる感じがしています。
それを地元でも、リアルにできればいいなぁと前職にいる頃からずっと思っていました。
今年、転職をして仕事が落ち着いてから、色々なご縁をいただき、ベテランさんから産業保健始めたばかりの人まで、地元の産業看護職に細々と出会ってきました。(どうやって出会ったかは、また別の記事に書きたい)
接触できた保健師さんは、これまで一人で頑張ってきた方が多く、初めて他社の看護職とやり取りした方もいて「とても気分転換になり新たな発見があった」とお話してくださいました。私としても、地元にもこんなに素敵な保健師さんがいるんだ!と改めての発見となりました。
正直私にとっては、他社は他社でも「地元の他社」の産業保健職との交流は、まだとても特別な感じがします。それを日常・定例にしていけるといいなぁと思っています。

医療職・産業保健職以外の知り合いが増えた

意図的ではないのですが。友達といえば医療職ばかりの私。
今年、行きつけのお店ができて、プライベートで医療職以外の人たちとコミュニケーションを取るようになりました。仕事でも「人の人生」に携わってきていますが、プライベートになるとまた違うなと感じます笑。
そういった方々とのやり取りの中で、自分の人生も改めて考えるようになり…。何年も転職したくて、やっと転職して。やりたいことにチャレンジできそうな土壌に来られて、これからワクワクという感じだけれど。このまま仕事中心の生活でもいいのかなと、立ち止まる年齢。
可能であれば、お互いの人生を支えあえるようなパートナーと結婚して、パートナーの希望があれば子どもがいる生活もいいなと思うし、その中で自分のキャリアも重ねていきたいし(現実、相手なんていないんだけどw)
こんな贅沢な妄想を実現するのには仕事を頑張るだけじゃダメなんだと、やっと気がつかされました笑。今年までは転職活動してきたけれど、来年は人生活動をしていこうと思います。

定期的に今を振り返り・今後を考える機会を作った

2週間に1回、自分の状況を振り返り・今後について考える時間を作りました。(これも意図的ではなく、偶然お声がけをいただいてできた機会なのですが)これまでも手帳を使って、日々を振り返ったりしようとしていたこともありましたが、なんせ続かない笑。
誰かに伴走してもらいながらだと、客観的に現状を捉えたり「その表現、今の私にピッタリ!」みたいな発見があって!これは一人で手帳で振り返ってるだけだと、こんな発見ないよなぁ…と感じる日々でした。
振り返る中で、やっぱり自分には「アウトプットする」ことが発散にもなるし・とっても重要なことなのだなと実感しました。自分がどう思ってるか・どう考えているかを言語化すること、めちゃ大事笑。

野望を声に出していこうと思う

私は「転職したい!」と何年も周りに言い続けて、やっと今年転職しましたが。その結果、改めてみんなに自分の気持ちを知ってもらう、というのが重要だと感じました。だから、野望でも何でも、今後に向けてやりたいことを声に出していこうと思います。
別に「2024年のうちに叶えたいもの」というわけではなく。ただ2023年に自分の中にある野望、という感じです。

エリアの産業保健の繋がりを作る

地方には産業保健職が繋がる場がないと言えば嘘になります。
産業衛生学会の地方会もあるし、企業内に入って知りましたが「健保連」という組織で看護職のつながりができる機会があるらしいです。
そういった、しっかりしたつながりでもいいのですが。。
私の理想的には、仕事の愚痴とか大変さを語り合ったり、最近参加した研修について共有したり、転職について話したり、みたいなゆるい集まりが作れるといいなぁと思っています。
2023年はそのための準備として、学会にも参加してない・公の場で出会えず繋がりにくい保健師さんとの接触にチャレンジしました。
その経験を踏まえて、来年は、その個人個人でお会いできた地元の産業保健職さんたちをつなぐ会をやりたいなと思っています。波に乗ってくれば、定期会みたいなのを作って、地元の産業保健に関する情報共有の場になるといいなぁと妄想しています笑。

雑誌(メディア)に寄稿する

遠い昔、看護学生時代に挫折の日々をつづったブログを運営していたことがきっかけで、看護学生向けの雑誌にインタビューされて記事にしていただいたことは、あります苦笑。
その時は自分の言葉で綴ったものと自分で話したことを紹介してもらったという形だったので。いつか自分の文書・言葉を何か形にして、皆さんにお届けできるようなことができれば嬉しいなと思っています。
できれば、産業保健・産業看護を色んな方に知ってもらえるような内容が書けるといいなぁ…、なんて妄想をしています笑。

「会いたいです!」と言われてたくさんの人と会う

私の中では【人と直接会って話すこと】ってとても価値があることなんです。コロナ禍のオンラインでの学会参加から、実地参加をしてみて、実感した人もいるのではないでしょうか。
今年は自分の方から「会いましょう!」「私、行くんで!ご飯でも行きましょう!」と言って、いろんな人と会ってきました。
↑正直これって10年以上前の学生時代から変わらなくて、自分が会いたいと思ってチャンスがあれば、それを逃さないようにアプローチしてきました。
でも、逆(私自身が誰かに会いたいと言われること)は正直ほとんどないです。なので、とりあえず、誰かに「会いたいな」「会ってみたいな」って思ってもらえる人になりたいなと思います笑。その第一歩として、ちゃんと勉強する&ちゃんとアウトプットするをやりたいなと思っています。


とりあえずお疲れさま

とりあえず2023年もお疲れさまでした〜!
1年、生き延びた、本当に頑張った。みんな頑張った。
私は年末、最後の最後にコロナに感染してしまって、声が出ないまま仕事納めになりそうです。仕事納めの会社の雰囲気を体感できませんでした(しゃーない・けど悔しい)
でも年末にしっかり、年明け以降の種を蒔いたんだ〜(色んな人にアドバイスもらったこと・色々やるんだ〜♪)
長期的な目で見て、ちょっとでも安全で働きやすい職場になるように・みんなが健康的にお仕事に取り組めるように。
来年も種蒔きしながら、肥料とお水をあげながら、時には風向きや天気を予測して、誰かに一緒に耕してもらって。自分の中で色んなチャレンジができるといいなぁと思ってます。