「推しが武道館行ったから死んでもいいわ〜」って思ってるオタク、マジで一人もいない説。 |2022.03.30 神激武道館「宣戦布告」

「役不足」という言葉がある。
力不足という意味で使うと誤用だよ!で有名なこの言葉だけど、実際の意味はこう。

やく‐ぶそく【役不足】
1 俳優などが割り当てられた役に不満を抱くこと。
2 力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そのさま。

デジタル大辞泉 より

神使轟く、激情の如く。の武道館ライブを今日、2022年3月30日、見て感じた。

「神激にとって今までのライブって全て役不足だったんじゃないか?」

そう思うくらいに、全てのパフォーマンスが、演出が、武道館に完璧にマッチしていた。

で、あるならば、逆説的にこういうことも言える。

「神激は武道館でやるべきパフォーマンスを、小さな箱でずっとやっていた。」

今日のライブはめちゃくちゃ良かった。過去最高に良かった。マジで。でも、今日のパフォーマンスが過去最高に良かったかというと、いや、いつものライブもあれくらいの熱量でやってるよなって冷静に思う。

もちろん、今日のパフォーマンスが出来上がるまでには、我々が思い至らないくらいの日々の努力と研鑽があったことは言うまでもない。だけど、ここ最近、特に「神奏曲:ライトニング」がリリースされてからの神激は、パフォーマンス的には完全に仕上がってて、それを今日、そのまま武道館でやっただけだと思う。あのライブは断じて「武道館マジック」の一言で片付けられるものではなかった。

その箱の規模に合わせたパフォーマンス、というものをやれる人の方がスマートでかっこいいだろう。ここぞという時に本気を出す方が、ギャップでグッとくるだろう。でもそんなこと考えずに、全てのライブに全力でぶつかる"がむしゃらな姿勢"は、確実に人の心を動かす。これも「表現」の一つの局地だと思う。

あ〜でも訂正。よいこだけは今日のパフォーマンスが過去最高だったかも。武道館なのに肝座りすぎじゃない?あの天才……。力の抜き具合とかが今日は神がかってた。


あと、「推しが武道館行ったら死ぬ」なんて漫画があるが、あれは嘘。神激のオタクで「推しが武道館行ったから死んでもいいわ〜」って思ってるやつ、マジで一人もいない。今まで「神激は伝説作ってるな〜」と思ってたけどあれは全部プロローグで。今日が伝説の1ページ目、第一章のスタートだった。

だって今日のこのライブで、武道館満員になってないのおかしいもん。普通にさ、集客だけ見たら埋まってなかったよ。それはまあいろんな要因があるでしょう。でもそれで、「背伸びして武道館やって、だせ〜」って叩くやつはマジで自分の格を下げるだけだからやめたほうがいい。もし現地に居て、それを思ったんだったら……まぁそういう人は可哀想だな。もっとフラットに物事を見つめる努力をしたほうがいいよ。

ツイートでも言ったけど。音楽が、アイドルが、少しでも好きな人間なら、「今日武道館見たけど、神激は別に好きじゃないな〜」は仮に言えても「今日のライブダメだったな〜」とは絶対に言えないから。絶対的に良かったのよ、今日のライブは。

メンバーのここが良かった、あの演出が良かったは正直いくらでも書けるのだが、それを自分の気持ちとして書くのも何だか違うような気がしていて。単純に記録として、どんな演出があったか残しておくのも良いかな〜と思いつつ、だったら激ロックあたりが記事出してくれるんじゃね?と思いつつ。

なので、今思っているクソデカ感情だけnoteに書きました。

「時代はももクロ、BiSH、その次は神激になるよ」って、神激推し始めてからずっと思ってるけど、でも、自分の中のどこかで何かが上滑りしてた。

それが「マジでこれいけちゃうな」って思っちゃった。すげえよ神激。一生推すので一生ライブしててください。よろしくお願いします。


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