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飲料水で風呂に入る国 日本

水道水が飲める国はわずか9か国であるという。

経緯などの背景知識は知らないが(そもそも何学に分類される学問なの?土木工学?)、まあすごいことではあると思う、と同時に、何でそこまでの品質が必要なの?とも思う。残りの約180か国は水道水飲めないんですよ?G7に限ってもドイツ以外飲めないんですよ?

私は水道水が飲めない国に住んでいたことがあるが、ミネラルウォーターをたくさん買わないといけないこと以外には特に困ることはなかった。それで水道代が安くなるメリットがあったらそちらを選択する人もいると思う。それを国単位で実施したのが約180ヵ国。逆に高くてもいいから、あるいはそれほどお金をかけなくても水道水を飲める環境に出来た国がたまたま9か国あるだけのことだと思う。

日本も少子高齢化社会でインフラが維持できなくなり、どこかで「もう水道水は飲めません」宣言がされるのでは、と予想している。「東京は人口密度が高いので飲めるけど、一部地方では飲めなくなります」とかもあるかもしれない。
震災の時の米山氏の発言も実際考慮しないといけない時期に差し掛かっているのではないかと思う。

そんなことを風呂に入りながら思っていた。この風呂の水も飲み水に本来できたはずの水であり、それを贅沢にも"ただ体の汚れを落とすため"に使っている次第である。

ふと、子供の頃には「異国の貧しい子供たちは食べたくても食べられないのにご飯を残すな」的な指導があったことを思い出した。
「異国の貧しい子供たちは飲み水すら確保できないのに、飲み水を風呂に使うようなムダ遣いするな」と反論したらどう返してくるんだろう。「風呂は日本の文化だから」とか適当なことしか言えなさそう。そしたら「じゃあ中国はご飯を残すのが文化ですけどそちらは尊重されないんですか」って返されちゃう。やばい詰んだ。

日本の風呂文化、当たり前みたいにやっているけど異常な気がしてきた。これは良い気づきだなと思った。日常から異常を切り取るのが好きなので。
こういった異常はウミガメのスープにすることが出来る。「男は飲み水を大量に温めたのち、捨てた。いったいなぜか」初級的な問題としてとても良いと思います。

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