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エスカレーターで前の人が落ちてきた

エスカレーターで、もし前の人が倒れて落ちてきたらどうしようと想像することはありませんか。
きのう、実際にそれを経験しました。

想像と実際はかなり違った

実際に経験しますと、想像していたのとはかなり異なりました。
私が想像していたのは、人が後ろ側に倒れてゴロゴロと転がり落ちそうになることでした。


実際には、山登りで足をすべらせてすべり落ちてくるような感じでした。

意外と簡単に止まった

想像の中の私は、落ちてくる人の勢いを止めきれるか迷っていましたが、実際の人間は意外と簡単に止めることができました。

すべってくる人の足に、自分の足を合わせるようにすると、力はさほど要りませんでしたし、一度止まった人はエスカレーターの段に引っかかってそれ以上落ちてきませんでした。

立ち上がらせることはできなかった

すべり落ちてきた人は、それほど大柄ではありませんでしたが、脇をかかえて立ち上がらせようとしても、多少浮くだけでうまく持ち上がりませんでした。

脱力状態なのでぐにゃぐにゃして持ち上がらないことに加えて、動いているエスカレーターでは、こちらが力の入る位置に移動できませんでした。

「はさまる」が危ない

エスカレーターで、サンダルなどがはさまらないよう注意をうながすアナウンスが流れることがあります。あの、エスカレーターが吸い込まれていく部分が危険でした。

今回は、倒れた人の右手が前に投げ出されていて、数秒後にははさまりそうな状況でした。
「右手があぶない、あげて」と叫ぶと、倒れた人の前の人が、先にエスカレーターの出口で待ち構えて、右手を持ち上げてくれました。

そのあと

自分のさらに後ろにいた人が、回り込むようにして抱え、倒れた人を立ち上がらせてくれました。
立ち上がった人は、酔っ払っているのかぼんやりしているようでしたが、自力で歩いて立ち去りました。


エスカレーターでの出来事でした。

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