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心の詩歌

詩や短歌に興味がある方向けです。詩歌の紹介・創作論・哲学・社会問題などが中心です。更新頻度は月六回以上。
短めの読みやすい文章を、頻度多めでアップロードします。 こんな詩歌があるのか、とか、こんな考え方も…
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2024年2月の記事一覧

【心の詩歌】多作多捨について・その三『先入観から抜ける』

なんと「その三」です。 多作多捨について書いていたら、意外と思いつくことが多かったのです…

中本速
5か月前
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【心の詩歌】多作多捨について・その二「一首」

前回は、多作多捨は「まぐれ」を大事にするから好きだという話をしました。 短歌の業界は「実…

中本速
5か月前
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【心の詩歌】多作多捨について・その一「まぐれ」

私は短歌の作者としては作品が少ない方です。 どちらかといえば苦吟することが多く、すっと一…

中本速
5か月前
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【心の詩歌】歌会で「外」からの評をしていた歌人

オンライン、オフライン、合わせて五十回程度歌会を主催したことがあります。自分が主催しない…

中本速
5か月前
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【心の詩歌】趣味だから自分の歌で行く

自由詩、つまり普通の詩を書いたのち、いまは短歌をやっているのですが、詩歌というのは基本的…

中本速
5か月前
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【心の詩歌】詩人の性格

たくさんの詩人や歌人について知ると、性格もいろいろであることがわかります。 このように語…

中本速
6か月前
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【心の詩歌】【公開記事】この短歌は既視感がある、とはどういうことか

短歌をやっていると「既視感のある短歌」という批判に出会うことがあります。 すでにどこかで見たような短歌で、心に響かない。 私はこれを、表現に新奇性がないのだと長年考えていました。 いまは、違う考え方をしています。 短歌一首に出会うのは、作者に出会うようなものです。 短歌が「人」だとすると、既視感がある言い回しは「自分の言葉を持っていない人」です。 考えながら自分の言葉で話す人が相手でないと、楽しくありません。 今年の北風が去年と同じ音で吹いていても、新鮮さが足りないと評す