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雑感0730.

ここに窪みがあって、なだらかな所をなぞると
顎を傾け、声を発する
鎖骨のかたちを覚えたのは理想的だった
後ろ背を撫でて
手は震えたまま
元に戻ればいいよ、と抱えて丸くなる

魔力みたいなもので、少し前まで比喩を使いたがらなかった時間を見つめる。蝉の千切れた羽根をみて、それに群がる蟻をみて、反対車線にある動物病院の犬の動き。人の血管をありありと見て、それが自分と呼応するように向かい合っていたことに感動もした。し、底が決まっている空気の無意味さも同時に感じた。
豆乳を飲む、
思ってもいないことをするすると言ったからお腹を壊すかと思ったが、案外襲ってくるものはなく、互いに目的のない視線を交わす。はじまりだけが、ときめいてしまうのは何故なのだろう、発見することへの充足感なのかな、名前は? だとしたら知りたいより前に私はどのように見えていたのだろうか。

スーパーのフローリングは病院の廊下とリンクしている。時々、誰かが立ち止まってしばらくしたらつるつるとした表面に帰っていく、熱を吸収しない、「熱のようなもの」、それは嘘ではない、昂ったって仕方のない生物、置いていったってついてこない幽体、姉の家のお風呂場、もうすぐ産まれてくるみたいだ。
医師は早口で、あらかじめパックされた資料をかざしながら私の目にいろいろと映していく。そうです、そうです、いえ、お願いします。噛みごたえないな、ナースは声が小さく待合室を冷やしていく。通された部屋で服用時刻を記録される、銀トレーにペットボトルの水だけが載せられていて、なんだこれ 遵守しなければいけないらしい。
コピーされた流れ、遊んでいるわけないのに気でも触れたかな、ハ    ハ

感傷に浸る気も更々なく、受け入れもしないし拒否もしないです、甘噛み、交歓と言い切れない 一定のメモリー量を超え今朝見えなくなった、それでもしばらくは熱源だった。熱源だった。


平べったい歌を聴く、どんどん普遍的に近づく、体質が変わる。香水の匂いというものが昔からどうも苦手で、どうにも香ってしまう匂いのようなものばかり愛してしまう、ユーミンはとても いい、あまりに誠実に伝えようとしたがために尖っていく言葉尻、もっと人にバカにされるようなことをしなきゃならないと思った。第一人者にはなれずとも目を逸らさずにいることは誰かの手をつなぐ、気がする …

みんな、元気ですか。どうしていますか?

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