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Love myselfを教えてくれた人

 私は自分のことを語ること、自己開示が大の苦手だ。恥ずかしさや、私を受け入れてもらえなかったときの恐怖心がいつも頭をぐるぐる渦巻いているからだ。

 こうして筆をとっている今も恥ずかしさや恐怖心が込み上げてくるのだが、それでもこの記事を書き上げたいと思ったのは自分を愛することを教えてくれたBTSのおかげだ。


 私が彼らと出会ったのは彼らがStay Goldをリリースしたときだった。このときはまだ彼らの顔と名前が一致しておらず、ただStay Goldのファンであり、ファンというのも烏滸がましいくらいのにわかだった。


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 Dynamiteをリリースして以降、彼らをメディアで頻繁に見るようになり、SNSで様々な情報を集めた。仕事から帰ってきたら彼らの動画を見ながらご飯を食べる、そんな日常が幸せだった。

 ところが、今年の春ごろ、コロナ禍のストレスや責任の重い仕事を任されるプレッシャーに押し潰されそうになり、精神的に限界だった。

 仕事中に何があった訳でもないのに涙が出たり、職場の人間関係を円滑にこなすことも投げ出したくなるほど全て嫌になって、いっそ何もかも手放してしまいたいと思うほどだった。

 家にいるときも何もしたくなくてただぼーっとして過ごし、今思い返すと人間として生活ができていた自信もない。

 そんなときにたまたま聴いた曲が彼らの"Answer : Love Myself"だった。

왜 자꾸만 감추려고만 해 니 가면 속으로
내 실수로 생긴 흉터까지 다 내 별자린데
(どうして隠そうとばかりするんだ その仮面の裏に
自分の過ちでできた傷跡だろうと全部自分の星座なのに)
Answer : Love  Myself

 これを聴いたとき胸のつかえがスッととれた。自分の心に正直でありたい、ありのままの自分を愛したいと思った。
 私はいつもいい人であろうとしていたし、弱音を吐くのはカッコ悪いと認めたくない自分がいて、心の内を周りに打ち明けることが出来なかった。悩んでいる自分も全て"私"なのに。

 勇気を出して友人や職場の先輩に相談をしたら「やっと心を開いてくれたね」と言われた。
強がっていたことはみんなにお見通しだったらしい。霧が晴れていくような心地がして、とてもスッキリした。

 話が少し脱線してしまったが、彼らのVライブやインタビューなどを見ていると、自分の弱さを受け入れ、克服していっているような印象を受ける。
 弱さを認めてそれに立ち向かえる強さがある。
自分を愛することを自ら示してくれる彼らだから私はついていきたいと思うのだろう。

あなたが誰であっても、どこから来て、どんな肌の色で、どんなジェンダーであっても、あなた自身を語ってください。語ることで、あなたの名前と声を見つけてください。
2018年 国連スピーチより

 "自分のことを自分の言葉で語れるだろうか"
 自問自答したときに、過去の私であれば答えはきっと"いいえ"だったと思う。しかし今の私なら"はい"と胸を張って言える。

彼らのおかげで今の等身大の"私"がいる。

 ほんの少しの勇気と強さをくれた彼らには感謝している。背中を押してくれてありがとう。
 自分を愛することを教えてくれた彼らに私も愛を返したいと思う。いつだって彼らには幸せなことが起きますように。幸せな言葉が届きますように。


初めてのnote、拙い文章でしたが読んでくださりありがとうございました。




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