あいていた
朝、上履きに履き替えようとしたら、靴下に穴があいていた。
確かに、朝、靴下を履いたときは無事だったのだ。
しかし、職場についたら、親指に穴があいていた。
つま先を、すこし引き伸ばして、穴を「なかったこと」にしようと試みて、
それから、スリッパを履いた。
ちなみに、わたしはいつも、親指のところに穴があく。みんなそうだと思っていたら個人差があるらしい。
大掃除の時間に、4年生の男の子が、職員室に鍵を取りに来た。
ふと見ると、その子の靴下にも、わたしと同じところに穴があいていた。
「同じだね!」と穴を見せようとしたが、
自分の靴下の穴を指摘され、おまけに校長に靴下の穴を見せられて反応に困るという、
二重の苦しみを背負わせてもなぁ・・・と思い直して、何も言わない選択をした。
しかし、やっぱり言ってみてもよかったかなぁ、と思ったりしている。
平和な終業式を迎えられて感謝である。
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