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スウェーデンの春の光と体調不良

窓の外から差し込む光が春のそれになりつつある。
まだ天気は不安定で、グレーか真っ白の雲で空一面が覆われて太陽が見えないなんて日も週の半分くらいはあるし、まだ雪がちらつく日もあるけれど。日照時間の変化は着実で、仕事終わりの時間帯の空がどんどん明るくなっていく。今週末にはサマータイムが始まる。

部屋に差し込む光のなかで、コカコーラの青いガラスのコップで水を飲んだ時。
万華鏡みたいできれいだった。

3月はずっと何かしら体調を崩していた。なんとなく調子がわるいな、と思っていたら体中のリンパ節が腫れ始め、そのあと1週間くらい微熱と倦怠感が続いた。同時にひどい口内炎もできた。熱が下がったとおもえば、とどめを刺すように胃腸炎になった。熱が出たころから味覚もおかしくなって、何を食べても塩味をやたら強く感じてしまうし、これまでおいしいと思っていたものでもなんだか変な味がしておいしくなくなってしまった。

絨毯が夕方の窓からの光に照らされていた。

スウェーデンに来てからこんなに長くじっくり体調を崩すこともなかったのでしばらく気持ちが参っていた。生活の中でこれまで気にしていなかったことにも落ち込んだり、悲しくなったり。そんな時期もあるよな、と思っても辛いものは辛いし悲しいものは悲しい。ここしばらくはとことんそんな悲しみに付き合った。今日はここ数週間でいちばん体調がよい。味覚も少し戻ってきたような気がしてほっとしている。同時にやりたいことがどんどん浮かんでいる。そろそろ観葉植物の植え替えをしてもいい頃かもしれない。もう少し明るく暖かくなったらフィルムカメラをもって出かけたい。しばらく会っていない友達に連絡をとって散歩に行くのもいいな。陶芸ももう少し本格的に取り組んで作りたいものがある。桜が咲くまであと1か月くらいあるけれど、お花見やピクニックをするのも楽しみだ。春の光を浴びながら考えている。

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