見出し画像

ChatGPT時代に思考力アセスメントをどうするか?~気になりごと5つ~

こんにちは。
スキルベースの高松です。

今日はこれからの思考力アセスメントをどうするか気になっていることを書いてみます。思考力アセスメントは入社試験や研修の中で実施される「思考力」を測定するアセスメントです。

面談形式やグループワークで実施されることもあれば、テストセンターや自宅でのオンライン受検など様々な形式があります。

研修の現場では、研修前後での思考力アセスメントを実施することがあります。ケース文章をわたして、論述形式で取り組んでもらうことが一般的のように思います。他には、ケース文章を読んで、選択式の問題に答えてもらうこともあります(ただし、これは思考力のアセスというより、コンピテンシーのアセスに多いように思います)また、実際のリアルなニュースなどに関する考察を書いてもらうこともあります。

さて、ChatGPTが登場した今、その思考力アセスメントはどう変わっていくのか気になっている点を書いてみようと思います。

気になりごと1 ChatGPTを活用すると、良いアウトプットができてしまうのか? 

既に色々なニュースに取り上げられているように、ChatGPTを使えば思考力アセスメントでも同様の結果になるように思います。ChatGPTにケース文章を読みこめば、いい感じの回答ができてしまいます。

ChatGPTに私のケースを解いてもらったら、いい感じの回答が出来てしまいます。

気になりごと2 人間の思考力とは、AIの活用も含めたものなのか?いや、AIを使わないで考える力なのか?

これは色々な考え方がありそうですね。

実務上の考える力があるかという意味で言えば、AIの活用を含めた考える力になるでしょうが、人間の考える力を厳密に測定するという意味ではやっぱりAIは使わないでアセスメントをすることになりそうです。

気になりごと3 AI活用が進む中で、そもそも人間に求められる「考える力」とは?

ある程度のことはAIが考えてくれるようになる中で、人間が考えるべきことは変わってきます。それに合わせたアセスメントは必要でしょう。

物事を理解する力。問いを作る力。
さらには、創造的思考。この辺りが重要になってきます。ここは改めて整理したいと思います。

気になりごと4 テストセンターを利用しない場合、受講生がAI無しで受験いただくことは可能なのか?

人間の思考力を厳密に測定するためには、AIなしで考えてほしい。でも、AIなしで考えてもらう状況を作り出すことは企業研修の現場では難しい気がします。

今の時代、みんな集まってテストすることは難しいので、自宅や会社で受けることになる。会社パソコンでたとえAIサービスが使えないとしてもスマホで使えてしまう。

AIはみんな使わないようにしてもらえばオッケーという性善説に立てば良いのかもしれませんが、アセスメントをするからには、正しく人間の力を測定できるような環境を作らないといけない。

気になりごと5 採点もいっそのことAIにお任せできちゃうのか?

受講生が考えた文章を読み込めば、採点もある程度できちゃう。ただ、それが出来るということは受講生も自己採点ができちゃう。

うーん。これはどうしたらよいのか?

というわけで、現在、新しい思考力アセスメントを考え中です。
でも、やっぱり人間の考える力を測定したいというご要望はめっちゃ強い。

どうしようかな。

ChatGPTさんに聞いてみよう!

こちらが依頼文。

回答がこちら。


確かに、そうなんだけどー!
で、どうするかよ。

今日はここまで!

スキルベースでは、新しい時代の思考アセスメントを考え中です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?