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茨城県採点ミス ゼロ!!!これは素晴らしいニュースだと思います。
学びになるニュースを今日はお届けしたいと思います。
今日は、業務ミス編。
世の中には色々なミスや不祥事が起きてしまいます。
自分自身もミスを起こさないためにニュースから学んでいきましょう。
私が気になるニュースは、こちら!
茨城県の採点ミスが【ゼロ】になったというニュース!
このニュース、ほんと素晴らしいと思います。
なぜ、茨城県立高校入試の採点ミスが話題になるのか。
実は、2021年の高校入試で、採点ミスが発覚したんです。学生から採点ミスに関する問い合わせがあり、教育委員会が調査を実施。
調べてみたところ、何件の採点ミスがあったと思いますか???
なんと1,000件!!!
多すぎだろ!!!
という突っ込みをせざるを得ないですよね。
しかし、その後の茨城県の教育委員会の取り組みは素晴らしく、
学べることは沢山あります。
ミス発覚後、特別委員会を設置。
その対策をまとめています。
この内容が非常に参考になります。
なぜなぜ分析を丁寧に行っており、非常に勉強になります。
特に、業務ミスを無くすためにはどのように原因分析を行えばよいのか、そのプロセスが参考になります。問題が起きたら、まずは問題を分類し、そのうえで原因を深掘りしています。
さら、その原因を撲滅するために様々な原因に対する施策を検討している点も参考になります。報告書では最終的に5つの取り組みを提言しています。
【改善策1】現場主導の自律的な改善行動の促進
【改善策2】採点基準の作成に対する県教育委員会の関与
【改善策3】採点システム等の見直し
【改善策4】受検者への採点結果の提供
【改善策5】採点業務の日程の見直し
人間のミスをいかに無くすかというだけでなく、また採点ミスをしたとしても事前に発見しようという姿勢があります。それがあらわれているのが、改善案3です。具体的に見てみましょう。
改善案3の詳細
○ 解答用紙と解答用紙の写しとの2系統のペアで採点を実施した採点システムを確立する必要がある。その際には出題形式などを踏まえた柔軟な系統の設定を検討する必要があり、人手と機械をミックスした効率的な運用(OCR、OMR等、
一部自動化のすみやかな導入を含む。)を検討する必要がある。
○ 採点翌日に受検者全員対象の検証日を設定する必要がある。
○ 判定会議の前にボーダー受検者に対しての点検日を設定する必要がある。
つまり、採点を別々に2系統で行い、各ペアごとに採点を行ったうえでその結果を突き合わせてズレがあれば確認を行う。
さらに、こんな記述もあります。
上記の検証・点検を新たに設定し、3重の採点システムを構築するものとする。
2重でダメなら、3重にすると!!!
執念を感じます。
このような取り組みを行った結果が、採点ミス ゼロという2022年の結果につながったのだと思います。
まさに、問題解決!
もちろん、まだまだ人の手に頼っているのでもっと機械の力を伝えないか?とか、本当に採点ミスは0件になっているのか?など突っ込みはできますが、学生の学力を適切に測定し、正しく合否を判定するという目的は達成しているのではないかと思います。
なぜなぜ分析を業務ミスを無くす取り組み。
これは、どの職場でも必要となります。
今日は、採点ミスがゼロになったというニュースから学んでみました。
最後はPRです。
なぜなぜ分析を学びたいという方は、こちらのUdemyのコースをご覧ください。正しいなぜなぜ分析の方法を学ぶことが出来ます。
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