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最前線の自然言語処理AI(ChatGPT等)周辺で起きている一連の整理 2023.4.17時点

こんにちは、スキルノートの芦沢です。今日はAIのことをより深く学んだり調べたくて勤めは半休を取得してしまいました。何がこれほどモチベーションを刺激するのか自分でも不思議です。

そうしたら神様がいるのでしょうか、なんと品薄で都内ではほとんど書店に置いておらず、Amazonマーケットプレイスでは定価の倍額で流通している「日経サイエンス5月号 ChatGPT特集号」をフラッと立ち寄った本屋さんで購入することができました。まさにプランド・ハプンスタンスですね。

新宿では大規模書店軒並み完売でした

さて、既存メディアや日常のちょっとした会話にも自然言語処理AI(ChatGPT等)に関する話題に触れることが少しづつ増えてきました。私自身の頭の整理メモですが、少しでもご参考になれば幸いです。

▼直近で起きている変化
① ChatGPT自体の3.5⇒4への進化と今後のバージョンアップ、API接続による利便性向上。入力はテキストのみから今後マルチモーダル(画像や音声、動画など)に展開していく予定。

②他のAI開発の促進、既存サービスへのAI機能付加。Microsoft「co-pilot」など。Adobeも発表したが自然言語処理なのかは不明。GooGle BARDは英語圏で公開したがあまりの性能の低さにむしろ失望感のよう。

③国内において「単なるbot」と「既存のRPA」や「機械学習型AI」と、「自然言語処理によるAI=ChatGPT等」で享受される効果の差分が、明確には意識されていない報道や理解が多い。(ここは効用が大きく異なる点で最重要)

▼非エンジニアの私自身のための、仕組みの理解メモ
「GPT」を便利に活用できる仕組みが「ChatGPT」ですが、てっきりGPT=データベースと思い込んでたら違うらしい。

(以下記事より引用)
成迫剛志の『AI幸福論』
https://blogs.itmedia.co.jp/narisako/2023/04/gpt.html

「GPT とは知識データベースのようなものではなく、単に世界中の単語と単語のベクトルとその強度を統計的に表したものである」

だから、ニューラルネットワークなんですね。人間の脳の記憶の仕組みと同じで、事実を並列ですべて記憶しているわけではなく、関係性により必要に応じて引き出す。例えば高校の同窓会に行くとすっかり忘れていた当時の出来事の記憶を詳細に思い出す、等に近いのかもしれない。

▼AIとは何か
人工知能(Artificial intelligence)という単語以外、明確にその範囲や機能は定義されていない。(松尾豊氏「超AI入門」より)

以下は文科省HPに掲載の高等学校向け「情報Ⅱ」教科書より。AIと機械学習、ニューラルネットワークとディープラーニングの関係。ここに「自然言語処理によるAI(ChatGPT)」が新たに加わった。機械学習と自然言語処理の関係性は実はよくわかっていない。青字は芦沢による加筆、おおよそこの辺り?という見解。なお開発元のOPenAI社は公式発表していない。

「情報」という科目は自分の頃は無かったです
「情報Ⅰ」も読みましたが社会人にも必要な知識ばかり


出典:高等学校情報科「情報Ⅱ」教員研修用教材「情報とデータサイエンス」(後半:第3章 P.161) 文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00742.html
#ChatGPT #自然言語処理 #AI

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