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コンポストの種類

こんにちは、ななです。

連日、キエーロについての記事を書かせていただいています。

キエーロとは、土の中にいるバクテリアによって生ごみを分解させる装置、つまりコンポストの一種なんです。

そこで、今日はコンポストの種類のについてまとめてみたいと思います。

コンポストとは

コンポストとは、生ごみや落ち葉などを微生物の力で発酵分解して、たい肥にするための装置です。

種類はたくさんありますが、
「生ごみや落ち葉を分解する」
「たい肥を作る」
と目的は違っても、最終的にごみが分解されてたい肥になるという点では共通しています。

厳密に言うと、コンポストというのは英語ではたい肥を意味するそうです。日本語のコンポストは容器のことを差すと思いますが、英語では容器はコンポスターと言います。

コンポストの種類

大きく分けて5つに分かれます。

①土中式

畑の一角に、一度は目にしたこともある方も多いのではないでしょうか?

私は、コンポストというとこの緑色の大きなバケツをまずは一番に連想していました。

主にたい肥を安価に作るために利用されています。

生ごみや落ち葉を大量に投入することができるという利点がありますが、たい肥にするのに1〜3ヶ月はかかってしまい、土と混ぜ合わせることを繰り返さなければいけません。

また、コンポストの中は湿度の高い状態なので、いろんな虫・ワームも集まってしまい、臭いもきついです。

なので、生ごみ処理としてはあまりおすすめできません。

②回転式コンポスト


①の土中コンポストの原理を利用したお手軽コンポストといったイメージでしょうか。
かき混ぜ作業はハンドルを回して行えるので、効率よく土とゴミを拡販することができ、たい肥化できます。


値段はお高めで数万円します。

③段ボールコンポスト

さらに②より簡易的なものが、段ボールコンポストです。

耐久性は低いのですが、コンポストってどんな感じ?と試してみたい方におすすめです。
安価に始めることができます。

いろいろな自治体のWEBサイトでも、段ボールコンポストの作り方がアップされています。

参考に、石川県小松市のWEBサイトのリンクを貼らせていただきます。
段ボールコンポストの作り方/小松市ホームページ (komatsu.lg.jp)

④密閉式コンポスト

こちらは、上記①~③のコンポストと異なり、しっかりと密閉できる蓋がついていて、かき混ぜる必要がないコンポストです。

なぜかというと、菌が活動するのに多くの酸素を必要としない嫌気性菌という少し違う菌の力を使っているからです。

値段は2,000〜3,000円とお手頃価格で、生ごみを入れて数週間ほどで液肥を作ることができるので、家庭でも使いやすいと思います。

デメリットとしては、「臭い」でしょうか。

嫌気性菌ということは...発酵です。
独特の酸っぱい発酵臭が結構強いようです。

⑤みみず式コンポスト

言葉通り、みみずの力で生ごみを分解します。

生ごみを入れると、まずは土の中の菌が生ごみを分解し、それをみみずが食べることで良質なたい肥を作ることができるコンポストになります。

詳しいサイトがありましたのリンクを貼らせていただきます。

デメリットとしては、みみずを扱うというのが1番でしょう。

私はワーム系は全くダメなので、「みみず」という言葉を聞いただけで身体は拒否反応です。(ゴメンナサイ...)

⑥バイオ式生ごみ処理機


コンポストとは違い生ごみ処理機ですが、こちらも微生物の力で生ゴミを分解するのでご紹介させていただきます。

一般的には室内で使われることを想定して作られているので、脱臭能力は抜群です。

家電の部類に入り、電気代がかかりますが、助成金を受け取れる自治体も多いようです。

おまけ 

乾燥式生ごみ処理機

バイオ式生ごみ処理機をご紹介しましたので、生ごみ処理機のもうひとつの乾燥式もご紹介します。


こちらはバクテリアではなく、生ごみを風や熱で乾燥させて捨てやすくする装置です。
キッチンなどに置いて使うことができます。

デメリットとしては、常時運転しているため、他のものに比べて電気代がかかるという点と、ごみは小さくなりますが、完全には消えないということです。


いかがでしたでしょうか?

コンポスト導入を検討されている方には、種類が多くて悩んでしまいますよね。
今日はキエーロ以外のコンポストについてまとめてみました。

キエーロについては、また別記事で書きたいと思います。

本日もご一読ありがとうございました。

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