見出し画像

彦根移住体験記:その10 感染症対策

写真はゲストハウス無我さんのお庭に咲いていた謎のコスモス。
※記事とは関係ありません。

滞在しているゲストハウス無我さんでは、某ウイルス禍から慎重な運営体制を取られている。(2020年7月の話)

ドミトリーだったところを個室にしていたりもあるが、移住希望者向けシェアハウスの取り組みも、某ウイルスの蔓延で世界が変わってしまうこと、無我さんと地域・旅人との関わりなど、さまざまな想いから始められた。その想いは無我さんHPのこの記事に綴られている。

緊急事態宣言明けの最初の移住希望者がわたしだった。

最初に、無我さんで暮らすルールの一つとして、さまざまな感染症対策が提示された。

まず、換気。居室にいるときは、就寝時を除いて冷房をつけるつけないにかかわらずずっと開けっ放しにしていた。こればれたら怒られるかもしれない。

そして検温。起床時に行うことに決めた。腋の下で測るやつなのに、平常時より体温が高い。季節は梅雨、あまり体調が良くなかったことを示していたのかもしれない。感染症とは関係ないことを強調しておくが、どか食いをはじめておかしいと思い持っていた風邪薬を飲んだら治ったという事もあった。

一日に一度はスマホとパソコンをアルコール消毒。アルコール消毒のウエットティッシュは用意されていたが、絶対にあっという間に使い切ってしまうので、これのためにコンビニでウエットティッシュを買い求めた。おかげで滞在中、パソコンとスマホはピカピカだった。

その他にも、鼻をかんだゴミなどは袋に入れて捨てる、くしゃみはハンカチなどで抑える(うまくいってなかったが…)というものもあった。

これを書いているのは8月の11日。
滞在していたのは7月の前半だったので、緊急事態宣言が明けて少し時間が経ち、気持ちがすこし緩んでいるころであった。
8月に再び、感染者が増え始め、世間のひとと比べて無頓着であったわたしも、感染症対策を行うことにした。石鹸で手を洗い、くしゃみや咳に気をつける、人混みをなるべく避けるなど、ごくごく基本的なことである。
そのおりに、無我さんでやっていた感染症対策を思い出した。まめに換気をし、パソコンとスマホをウエットティッシュで拭く。

感染症対策を通して、わたしは、一人暮らしではあるけれど、一人で生活しているのではないのだと思い知った。

無我さんでの暮らしの経験を通じて、帰ってきて自宅での暮らしを少しずつ再考し丁寧に暮らしてみようとしている。その話はまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?