ギルギットで呪いかけられたかもしれない話

ギルギットでの長期滞在中。

義姉が「Bの家に行くな。行っても何も食べるな」と突然言い出し、理由を義姉に聞くも彼女は私の解る言葉を話さないし、他の人へもハッキリ言わない。
「ただ危ない」とか「あの女は危険だ」とか。
義母にきいても「S義姉の言うことは間違いないよ気をつけなさい」と。
「どうも義姉が何かを見たらしい」ということしかわからなかったことがある。

ちなみにこのBさんは近く親しい親族。
ギルギットではよくある濃い付き合いの一人。
姉さんという感じ。夫のもう一人の姉、甥っ子のもう一人の母という感じでもある。
超保守的な地域ではあるが離婚経験もあるし、若い頃はピタピタのジーンズ履いて写真撮っちゃうくらいの、イメージ的は80年台の近所の美容院で働く50台のお姉さんを現代に持ってきた感じだろうか。

というわけで滞在中、忠告を受けてから何となく彼女の家にも行かず、会っても挨拶するだにして、帰国前日に小さくなった子どもの服を彼女の孫にあげるためサヨナラの挨拶だけ彼女の家の庭先でした。

先日「イランの俗信」というオンラインセミナーを視聴していて、この奥歯の歯と歯茎の間にポップコーンの殻が入ってしまったようなスッキリしない出来事を思い出し、急に腑に落ちた。

あっ、私、ノロイかけられたんだ!

気が向いたら、つづく

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