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旬をおいしく頂く-辻留京都店のご主人平春彦氏の茶懐石の世界から学ぶ

・平春彦氏の食の恵みの感謝は子どもの頃に培われた

とある月刊誌に掲載させていた辻留京都店のご主人をなさっていらっしゃる平春彦氏の「旬のものをおいしく頂く。それが茶懐石の一番の楽しみです」を拝読し、平氏の食の世界観にふれさせて頂きました。

『食べものは、天からの自然の恵みであり、飢えを凌ぐだけでなく命を養う貴重なものです。有り難く大切に食べものは頂かなければいけない』という思いが、子どもの頃に平氏は強く培われたそうです。

・平氏の茶懐石の楽しみとは

栽培技術の発達や輸入の発展により便利になりましたが、季節感が失われてしまいました。

茶懐石では旬のものを使う原則が守られています。

平氏は、『食材の味がもっとも充実した旬を頂くことこそ茶懐石の一番の楽しみではないか』と、いわれています。

・平氏の茶懐石に学ぶ

旬は、期間が十日間で、その食材が最も味が充実しているときです。

また、茶懐石は、「夏には夏のもの、冬には冬のものを使う」なので、時季に合う料理がもてなしされます。

つまり、食は、自然の中で自然に逆らわず、自然の恵みを有り難く頂いて命を養い、料理を旬と共に楽しむものであり、心の豊かさ、癒しや和みをも満たしてくれると、言えるのではないでしょうか。

食は命、楽しみ、満足感をもたらす!

旬の食材は、最も味が美味しいだけではなく、栄養価も最も高いことはよく知られています。旬の食材は、その時季に必要な食材なんですね。

例えば、真夏の暑い中、真っ赤に熟したもぎたてのトマトを食べると、「こんなにトマト美味しいの」と驚かれます。

そう、旬は、自然の中で栽培されたからこその美味しさであり、からだが欲する感があり、かつ食べた満足感が満たされます。

食にはこのことが最も大切で大事と常々感じています。出来るだけ新鮮な食材を選びたいですね。

茶懐石のこころを普段の食に取り込む

茶懐石は家庭の料理の延長線にあり、今ここで即作った料理をだすのが茶懐石では一番のおもてなしとも言われます。

茶懐石のこのこころは、普段の食に取り込むことは、このようなことから容易いと思います。

命を養い、身も心も満たすことが、毎日の食には大事で欠かせまん。

ですから、一番美味しくて、その時季に必要栄養が一番充実した旬の新鮮な食材は、毎日の食に最適な食材ですね。

ということで、多忙な毎日の食卓に、惣菜やテイクアウトは、とても便利で楽で美味しいからついつい活用しでいいますが、旬の新鮮な食材を、インスタントのすまし汁や味噌汁にレンジでチンして加えたり、サラダにちょい足して、旬を取り込むように心がけています。

ホントに、毎日の食に出来だけ旬を加えて、食する楽しみや至福に満たして健康的に暮らしたいですね。






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