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GRⅢで撮るスナップは日々の日記であるようで


写真を撮ることが好き、というか生理的に撮るをする人たちがいる。

最近、新居での荷物整理をしていて絶賛断捨離中なのですが、アルバムの間から一冊の本が出てきました。

それが

大竹 昭子随想録 「スナップショットは日記か?」
森山大道の写真と日本の日記文学の伝統

という本。
褒められたものではないけれど、買ったものの読むことがなく新品の状態、もはやディスプレイの役目を長年まっとうしている本が我が家には多数あるうちの一冊がこちらでした。

まだ読んでいる途中なのですが、その中の一節で次のような言葉があります。

ひとりの人間のなかに見たものを「撮る人」と。撮れた結果を「見る人」という2つの人格が存在するのである。

スナップショットは日記か?より

撮るとき・撮った時と見返した時の「なんか違うな」のなんかを解釈できずにいて喉につっかえていたものがけろっと流れ落ちた瞬間でした。

この俯瞰する感覚は、フィルムを撮って、現像をラボに出す人にも近いかもしれません。


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