ちょうどいい背伸び
ぼくは、どのくらいかかるかわからないけど今名乗っている肩書きの「本物」になりたい。
誰もが、そうだよね。って納得してもらえるくらいになりたい。
今日はとてもぼ〜っと過ごした日であえて時間を確認することをほとんどせず過ごした。
日頃、分刻みでスケジュールやタスクを組み立てがちなので、定期的に強制的にそれをやめる日を作っている。
それもすべて「なりたい自分」や「描いている将来」に近づくためだ。
年末年始のニュースを眺めていると毎日ってくらい出てきていたプロスポーツ選手がいた。
メジャーリーガーの大谷翔平選手だ。
彼にはプロ野球選手・メジャーリーガーという肩書きがある。
そして彼にその肩書きは似合わないという人は1人もいないだろうし、それこそ本物の証だろう。
この世にはたくさんの肩書きがある。
フォトグラファー、写真家、カメラマン、俳優、作家、建築家、アーティスト、デザイナー、エンジニア、クリエイター、他にも自分で肩書きを作ってしまう人もいる(いつのまにかその名前が一般的になっていたりもするけど)。
肩書きに資格はない。
だから名乗るのは簡単だし、それだけで一人前になった気がする。
だけど、それ相応のものがないとただの虚像になってしまうし、あっという間に人は離れていく。
多くの人は本物になるために、ちゃんと大声でそうだと言えるように、ちょっと爪先立ちして、プルプルしながら肩書きをまずは名乗ることで一歩目を踏み出している(と思っている)。
仕事をしていると、時にちょっとした「はったり」というクライアントに信頼してもらえるような見栄をはることがある。
その時内心は、もう言ったからには有言実行するっきゃないで自分を追い込んで奮い立たせている感じなんだけど、そういう場面を繰り返して「はったり」がそうでなくなっていったりするし、そういうのを乗り越えて「本物」に近づいていけるんじゃないかと信じています。
もちろんさじ加減があって、見誤ると大事故なのでその「はったり」をいつも注意深く測っている。
それが、ちょうどいい背伸び。
ちょうどいい背伸びは、自分が「本物」になるための方法の1つ。
年末年始は、実家挨拶巡りなどで結局ゆっくりする暇がなかったので、なんだかそんなことを考えていた。