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バリューズカードやってみた!

(1)バリューズカードとは?


自己紹介って何をすればいいかわからない!

初対面の人とどうやったら打ち解けられるの!?

改めて仲間同士の相互理解を深めていきたい。


そんなことを考えている人はいませんか?

「バリューズカード」というボードゲームをご存知でしょうか?

「バリューズカード」は、プレイをしていく中で、
なんと「お互いの価値観を知れちゃう」ゲームです!

被災地居場所「スケッチ」で実際に4人でプレイしてみました。

今回はそんな回です~

(2)バリューズカードってこんなゲーム!

手順は

①それぞれが5枚のカードを持っていて、

②それを山から引いてきたカードと交換するか選びます。

③いらないカードはテーブルの上に置いて共有します。

④山からだけでなくて、テーブルからもカードを交換することができます。

⑤交換を続けていって、自分にあった価値観を5つ見つけていきます!

(3)実際にやってみた

では、さっそくプレイしてみます。

【メンバー紹介】
アオイ:ボードゲームをたくさん持ってる。コミュニケーション系が好き。
Iさん:ボードゲームはあまり持ってない。甘いものが好き。
あおし:ボードゲームはアブストラクトゲームが好き。
カリノ:ボードゲームより料理が好き。

では、順番に山からカードを引いて、捨てていきます。


アオイの番:

アオイ:では、僕から引いていきますね。

    引いて、これを捨てます。


アオイ「全力」を捨てる

あおし:ノット全力少年

アオイ:いや、全力を出すことは嫌いじゃないんですけど、
    それを全面に出すのはちょっと違うっていうニュアンスがありますね。


Iさんの番:

Iさん「刺激」を捨てる

Iさん:もちろん必要なんだけど、
    いや、普通に生活してても色々刺激があるのでー…。
    特別意識はしないっていう。


あおしの番:

あおし「本能」を捨てる

アオイ:どうして、本能を捨てたんですか?

あおし:いや、極端な言い方するんですけど、本能って悪じゃないないです?

アオイ:(うなずき)

カリノ:確かに、本能に身を任せるよりも、
    理性で律したいみたいなのありますよね。


カリノの番:

カリノ「仕事」を捨てる

カリノ:もちろん、これを捨てる!

あおし:仕事を捨てるっていう文面が、すでに凄みがあるな。

カリノ:仕事は生きるために必要であって、できる限りやりたくない(笑)


アオイの番:

アオイ「オープン」を捨てる

アオイ:基本的にはオープンなんだけど、話さないところは絶対言わないというか。

Iさん:結構、オープン寄りに見えてるけどね。

アオイ:いやでも、実際はめっちゃ考えて話してます。

Iさん:そのキャラ付けは結構成功してると思う!


Iさんの番:

Iさん:いや、これはないなあ。

Iさん「貢献」を捨てる

Iさん:もう「貢献する」っていうこと自体が、刷り込みだよね。
    意図的に、貢献するって思うと疲れるし。

あおし:結果的には、貢献してるっていうことには、まあなるんだけど。

Iさん:そうそう。
    第三者から見ると、貢献してるっていう風には見えるんだけど、
   「人のために」とは思ったらダメかなあ。


あおしの番:

あおし:俺は思考を捨てる!

あおし「思考」を捨てる

あおし:思考を捨てるってなると、漫画のデータキャラみたいだよね。

アオイ:どうして、思考を捨てようと思ったんですか?

あおし:もはや、思考は必要ないんじゃないかと思っている。
    考えずに必要なことだけをしたい。

アオイ:そこに至るまでには、相当思考はありそうだけど。
    でも、思考で頭の中グルグルなってる時とかは、
    確かに捨てたくなる。


カリノの番:

カリノ「ビジョン」を捨てる

あおし:ビジョンを捨ててるという事実だけで少し面白い。

カリノ:そもそもビジョンってあんまりピンと来ないんだけど

アオイ:未来とか、計画とか、そういう感じかな

あおし:なんかビジネス的な文脈で使われるイメージがあるかな。
    経営とか。

カリノ:じゃあ、やっぱりいらないか。
    とりあえず、未来よりも今の方が大切だし!



こんな感じでさらに5巡ほど、カードを引いて交換を繰り返していきました。

中盤以降では、「いらない」というわけではないんだけど、
「こっちの方がしっくりくる」といった形で交換することが多かったように見えます。

では、最終的にはどの5枚が残ったのでしょうか?

結果発表です!


せっかくなので、残った5枚にさらに順位もつけてみました。


(4)結果紹介

アオイのベスト5

1位 自律  

 自分を自律させ続けることが自分を自分として表現する最大の方法。


2位 感情・エモーション 

 感情がないと人生つまらない(最近やっと怒りを覚えた)。


3位 仕事 

 仕事というよりかはやることは常に欲しい。
 外部要因によるストレスを大事にしていきたい。


4位 率直

 率直な意見や感想を持っていきたい。

 率直の英訳がfranknessでフランク的な部分もあることを知った。
 確かにフランクというとしっくりくるかも。


5位 変化 

 ずっと同じ工程のことはできない。
 変化を意識的起こすことを重視している。


Iさんのベスト5

1位 健康 

 健康っていうのは、健全な身体だけでなく、もちろん心も。
 健康じゃないと人生を楽しめない。私は、何も感じないことが怖い。
 でも、病気でもある種では健康かもしれない。 
 自分の健康についてのバランスと健全な状態が大切。


2位 幸せ 

 やはり、幸せを捨ててはいけない。
 「なにが幸せか」と考えるかということが幸せ。


3位 発見 

 何かを発見するっていうのは、外部のことだけじゃなくて、
 自分のことを気づく・気づきもあるんじゃないかと。

 今の気づきだけじゃなくて、過去の気づきとかも。


4位 プライバシー 

 ないと耐えられない。

 家庭で誰かと過ごしたりしていると、
 そのプライバシーの境界が曖昧になったりするんだけど、

 そういうことを踏まえると、
 悪い意味でもいい意味でも完全にプライバシーなし(一体化)は怖い。


5位 平穏な人生  

 生きていると、周りのトラブルやたら多いからあこがれでもある。

 平穏に生きている人っているのかなあ?
 でも、やっぱりいるんだよね。


あおしのベスト5

1位 自由 

 自分が何かに縛られたくない。
 自分が考えていることは、侵されたくない。

 今は内的な自由を手に入れる練習をしている。 
 それは、健康とか、平常心とか。


2位 情熱 

 熱量が大事。生きる上でのエンジンになる。


3位 誠実 

 他者に対してもそうだけど、まず自分にごまかしをしているのが嫌。

 自己欺瞞をすることに気持ち悪さを感じる。 

※自己欺瞞とは…
(じこぎまん:〔良心に反すると知りつつ〕自分の満足のために、自分の良心にさからって行動すること。広辞苑より)


4位 プロフェッショナル 

 「能力」のカードと交換した。
 福祉とか教育とかにおいて、何か一芸が欲しい。


5位 寛容 

 寛容にも色々な意味合いはあるんだけど、自分の心を律することに近い。

 相手を許す、自分を許すみたいな。


カリノのベスト5

1位 豊かさ  

 衣食住が満ち足りる環境が大事。健康とかも。

 欲しいというエネルギーも大事だけど、やっぱり豊かさが基盤。

 だって、金持ちケンカしないじゃないですか。 豊かさは安定を生む。

もしかしたら、お金持ちでもケンカはするかもしれない。
金銭だけでなく、心の豊かさも必要かもしれませんね。

編集者より


2位 冷静

 理性あっての人間らしさだと思う。 

 本能的なものももちろん大切だけど、いきすぎたら悪徳になりえる。


3位 優しさ

 自分にも相手にも優しく!


4位 尊敬

 あおしさんが言った、「寛容」に近いかも。

 相手を尊敬することで、人との緩衝材になる気がする。


5位 喜び 

 嬉しいとかの感情よりは、楽観的な意味。

 変化するみたいな意味合いも、自分にとっては含まれている。


(5)感想

今回はボードゲーム「バリューズカード」をやってみました。

普段、「自分の内面のこと」で話す機会は中々ないですし、
少し恥ずかしさみたいなのもあるかもしれません。

しかし、この「バリューズカード」のプレイを通じて、
相手の意外な一面を知ることができたり、
自分の内面を見つめることができました。

「価値観」というと、
なんだか難しい気がしたり、
別に考える必要もないんじゃないか? と自分なんかは思ったりします。


自分の価値観を認識することが、
「ストレス耐性を上げて、強く生きることに繋がる」
という話を聞いたことがあります。

私は自分の価値観を認識することが、
何か決断するときに、大きな手助けになることを感じています。

また、他者の価値観を知り、徐々に受け入れていくことは、
良好な人間関係を築く手助けになったりします。


でも、そんな堅苦しいのだと、価値観について話すのが、
ちょっと億劫になってしまいますよね。

そこで、この「バリューズカード」です!

遊びながら、話しながら、相手を知って、自分を知る。


人と関わることで、学ぶことはとても多いなあと感じる、
今日この頃の筆者でした。

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