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哲学カフェ「対話と境界線」(3月17日の感想+4月27日実施のお知らせ)

3月17日(日)に哲学カフェ「対話と境界線」を実施しましたー。

1.そろそろ慣れてきたかも? 哲学カフェの開催

「対話と境界線」というテーマで、哲学カフェを開催しましたー。
3回目で、全体の進行や、哲学カフェの進め方みたいのも、見えてきたかも…?

哲学カフェは、同じテーマでも、集まった人によって全く違う内容になる可能性があることが面白い要素かなと。
かっこよく言えば、一期一会みたいな、その場にしかないライブ感は、
参加や開いてみてこそ分かるものだなと思いました。

2.哲学カフェで印象的だった内容

板書は正解が見えない…むずい

今回の哲学カフェの中で、印象的だった内容を紹介しますー。

①「仕事で私的な事情を聞かれると嫌だけど、仕事で休暇を申請するときは私的な事情を出す」
・休む時/転勤を断る時に、私的な事情を出すと通りやすくなる。
→会社は私的な事情には踏み込めない?
→会社は「システム的」
→私的な事情は「具体的/エッセンシャル」

・私的な事情は聞かれると嫌だけれど、聞いてもらう事によって自分を守ってもらった経験がある。
→私的な事情を聞いておかないと、守れない?
→知られないことと、話すことのバランス感覚

②「境界線は可変的」
境界線を設定しているのは本人
→線は上げたり、下げたり(強くしたり、緩くしたり)できる。
→じゃあ、それをする基準ってあるよね。
→功利的?(自分への利益や効用を基準にしている?)
→利益に基づいて、自己(本当の想い)をさらけ出したり、出さなかったりしている?

・利益があるってことは、境界線にはゲーム的な要素(やり取り)がある?
→じゃあ、そのゲームの勝ち負けって何なんだろう?
→良い人間関係を作ること?
→その勝ち負けって何が判断するの?(審判?)
→例:自分は嫌いな人がいないので人間関係で勝ちやすいと思ってたけど、実は我慢していた自分がいたことに気づいた。

・ゲームだけど、自分が使えるコマが、自分で全部把握できてない。
→自分の中にある深層心理みたいなものがある?
→それは自分からは見えないし、絶対に触りたくないもの?
→だから、境界線の設定は、全て打算的にはできない。

「境界線って、共感してくれるラインの言い換え」?
→共感→発話者の意見の意味が分かる、理解される。
→さらけ出しても理解されないと思う時と、さらけ出して理解されると思う時は、境界線が違いそう。

④境界線は複数あるし、いくつかの可変的な要素で成立している。
・自分と相手との境界線、自分と無意識の自分との境界線

・今日、わたしとAさんの間に設定した境界線は、明日にはそのままでは成立してなくて、調整する必要がある。
→例:相手の機嫌とか、感情とか、日によって違う。
→他者の可変性

・境界線は人それぞれじゃない。
→正確には、自分がある程度分かっている個々人と、それぞれの境界線がある。
自己と相手の境界線、他者の可変性があるからこそ、対話が必要。

⑤相手とのやり取りが「対話」
・対話をすることで、「他者理解」「自己理解」ができる。
→相手と話すことで、相手が触れて欲しくない事/相手が見ないようにしている事が分かる?

・自己に無意識があるとすれば、自己理解をするには対話が必要になる。
自分が把握できていなかったコマが、見えるようになる?
→無意識が、意識的になる?
→でも、無意識を知らないままでいた方が、知らぬが仏?

相手が見たくないものを見せないこと→配慮
→対話の中で、無意識や傷つきから、目をそらす。
→対話が無意識的なものを意識にあげるような性質のものなら、対話の中で無意識から目をそらすことは可能なのか?

3.実施してみての感想(気づき)

今回は参加者が5名集まってくれての開催でした。
初めましての人が多かったですが、不思議とバランスがとれた会でした。

・次回の哲学カフェは…?

次回は4月27日(土)の14時から16時に開催します!
テーマは「対話と配慮」です。

申し込み、まだまだお待ちしてますー。
参加したい!という方は、以下のところから申し込みできます。

〇申込方法

申し込みは、
X(旧:Twitter)・InstagramのDM、メールから受付しています。
下に申し込みのリンクを貼ったので、ぜひ活用くださいー。

X(旧:Twitter)
Instagram
メール sketch@since2011.net

上記リンクをクリックすると、各種SNSに移動します。

申し込みの際は、

①「名前(本名以外も可)」
②「哲学カフェに参加したい」

ことを記載してもらえると助かります。
後日、送っていただいたDMかメールに、ご案内の返信をしますー。

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