岩波書店『世界』、Colabo仁藤夢乃擁護のためデマやヘイトを繰り返す差別主義者側に堕ちる

 Colabo問題を正確に捉えるのはColabo問題に至るまで何があったかを抑える必要があります。ピンクバスだの公金チューチューだの前に、Colabo仁藤夢乃が何で知名度をあげたのか?その答えは秋葉原にあります。まずは基礎情報を抑えてから、今回の岩波書店『世界』の内容に入っていきましょう。

特集1「現代日本のSNS空間」のトップ記事が「Colaboバッシングとは何なのか」というデマと差別に満ちたフェイク記事

 このツイートを見た時から嫌な予感はしていましたが、フェイク記事でした。小川たまか×安田浩一の対談では当然とも言えます。ある意味週刊女性の記事の焼き直し、ソースロンダリングしているようなものです。

 週刊女性の記事の解説はこちらにてまとめています。安田浩一またか…本当にデマと差別が好きなライタだ…

「事実がデマに押し流された」という見出し

 デマを繰り返してデマがバレると根拠がなくて「デマだ」と連呼して、時には脅迫も厭わないのがColabo仁藤夢乃側でした。

 2016年1月の東洋経済オンラインではColabo仁藤夢乃らの行き過ぎた言動を嗜める記事がありました。この時に仁藤らが軌道修正できていれば、今の状況にはなっていなかったと思います。この記事には私も関わっています。

秋葉原”少女売春が放置されている街”の真実

本来は行政が行うべき…その行政の活動を邪魔してきたのはどういう人たちだったか…

 こちらの連続ツイートに記載しています。特にColaboは児相や警察を悪者にし、他の団体をスカウトや業者と罵り、メディアや政治家の力を使い売名、講演やイベント、行政から委託のサイクルでお金集めのモデルを作ってきたのです。Colaboの会計問題で公金を使っていなければいいという、開き直りの主張もありますが、そもそも寄付金の集め方も不適切と言えるものでした。

第1作『難民高校生』から仁藤夢乃のデマ、若い女性への攻撃は見られる

 記事中に『難民高校生』の2013年から常にバッシングを受けてきたとあります。確か若い女性だから攻撃されるみたいな主張をしていたと思います。しかし、具体的にどこでどうというのはありません。私たちは買われた展を追ったETV特集でも同種のバッシングがあったとありますが、その内容は若い女性だからというより、単にColabo仁藤夢乃の嘘、ヘイト、差別が問題でした。『難民高校生』では何が問題だったのでしょうか?

 amazonのレビューで一番古い批判的なレビューは私が書いた2016年1月のものです。秋葉原に関する記述、すなわちメイド喫茶関連のツッコミです。2013年から叩かれた割にはレビューが荒れていません。

 今ならもっと詳細に書いてあげてもよかったと思います。『難民高校生』での仁藤夢乃とメイド喫茶に関する主な記述は以下のものです。

・高校1年生の終わり頃からメイドカフェで働いていた。
・当時、メイドがブームになりはじめていた頃
・「他のバイトよりも楽そうだし、可愛いメイド服着られるし、やってもいいかな」
・(面白半分で来る客には)「ぼったくりだ」と言われるような高い料金設定の店のため、客のほとんどはメイドに夢中の男性
・働いている女の子たちの抱える事情も複雑だった。(略)ほとんどの女の子が何らかの事情を抱えていた。
・(15歳で)深夜12時とか2時くらいまで働くこともあった。系列店のキャバクラの女の子と一緒に車で家まで送ってもらう
・店長は未成年を売春させたとかで捕まってムショから出所したばかり

 当初「秋葉原」の記述がなかったため、渋谷そして秋葉原まで該当するお店を調査しています。渋谷にはこの時期に存在したのはcocoというメイド喫茶1店舗のみで営業時間や系列云々、店内のコンセプトや客層、料金システムなどから否定できました。秋葉原のメイド喫茶の検証はねこ将軍の動画をご参照ください。渋谷、秋葉原以外の都内、新宿や池袋などでも該当するお店は皆無です。

 何よりこの『難民高校生』に記述したイメージでメイド喫茶を少女援交、JKビジネス、児童ポルノの現場という主張を国内外でしてきました。

 秋葉原のメイド喫茶は女性中心に発展してきました。「萌え~」の流行語大賞、完全メイド宣言は@ほぉ~むカフェのメイドさんで構成されていました。その@の創設者は河原美花さん、その河原さんと店を盛り上げのちにメイド社長になった志賀瞳さんが代表的でしょう。そのほかにシャッツキステ、月夜のサアカス、橙幻郷、ディアステージ…秋葉原だけでも女性が代表のメイド喫茶、メイドカフェやその類似店舗がいくつもあります。

 若い女性が活躍する場だったのです。それをいかがわしい場所、買春や児童ポルノの業界とレッテル貼りする意味には何があるのでしょうか?

自腹切ったとは、何を元に得たお金だったのか?

 『難民高校生』のメイド喫茶の間違いの部分は重要ではなく、居場所がない子どもたちを支援する話であれば、ここまで大きく拗れなかったと思います。メイド喫茶の間違いも修正すればよかっただけです。私のColabo仁藤夢乃のアクションも最初はそうでした。しかし、これは大きく裏切られました。

  それが2015年5月の日本外国特派員協会での記者会見でした。

 これで何が起きたのでしょうか?JKビジネスの問題は改善しません。単にColabo仁藤夢乃の知名度を上げただけです。先に紹介した東洋経済オンラインの記事でも問題が指摘されています。

 外圧を使って政治的に利用、そこには当然お金も絡んできます。

 なお、JKビジネスへの対応はこちらのツイートでも触れています。

行政の責任とは?

 若年女性支援の委託をするのに団体の精査ができなかったということにつきます。その結果、秋葉原コンカフェ問題、歌舞伎町のトー横キッズ、交縁女子がホストやメンズコンカフェ、メンズ地下アイドルのトラブルと組み合わさり問題が大きくなりました。Colaboとしては当然支援しなくちゃならない対象が増えるので行政にお金を要求するようになります。

 行政に求められるのは、なぜ問題が起きるのかその原因を把握し、団体に適切な活動をしてもらうことです。確認を怠った行政は責められて仕方ありません。しかし悪いのは、現場の実態を無視した偽のロビー活動でいたずらに被害を拡大させた人たちです。Colabo以外の人権団体も含まれますし、自分たちで考えて行動調査できず、逆にColaboらを持ち上げたジャーナリスト、メディア、政治家たちです。

 困っている女性ではなく、Colaboを擁護するために「女性支援を守るメディア連絡会」なんて作って恥ずかしくないのでしょうか?

問題解決の方法を考える。経験がありノウハウがあるColabo?

 Colaboの活動によって、何が改善したのか一切資料がありません。秋葉原ではJKビジネス業者のお店がコロナ禍で増え、摘発される店が生まれ、客引きが150人程度まで増加しました。これは問題解決ではなく、問題を悪化させた話です。Colaboに経験がありノウハウがあると言えるのは不適切な活動で状況をより悪化させてきたというノウハウです。

 Colabo仁藤夢乃らのデマに好意的態度を示したことで若年女性支援の活動を停滞させてしまった行政は、その反省から行動を改めてきています。

 千代田区では秋葉原電気街で月に1度安心・安全パトロールが実施されています。秋葉原コンセプトショップ協会ができたのもその一環です。うまく機能しているか課題はあるとは言え。また普段からも区が見回りし、見回りも改善してきています。活動頻度もわからない、活動しても短時間で効果もない若草プロジェクトやBONDプロジェクトのアウトリーチよりはるかに効果が高いと思います。本来はColabo含めて若年支援をする団体は効果のある活動をしているから行政からの委託を受けているのです。しかし、行政は裏切られてきたのです。別に対策が必要となったのです。若年女性支援しているはずの団体が行動を見直さない限り、行政は彼らに必要性を感じないと思います。

Colabo支援、デマを流して政治活動する人たち

 地方統一選前までColaboを擁護していた政治家さんたち、特に立憲民主党の人たちが選挙期間になった途端Colaboについてだんまりとなっていました。言及していた政治家は少なかったと思います。これまでの経緯からColaboの問題の追及する政治家がいると何か問題があるのでしょうか?

Colaboに連帯する女性たち、女性蔑視?

 唐突に女性アピール小川たまか。もしColaboに連帯する女性たちという括りをしたいのであれば、その女性たちは若い女性の活躍を否定したり、騙して搾取する女性蔑視者そのものと言えます。

公金の使われ方に問題意識がある仁藤夢乃

 Colabo仁藤夢乃が本当に公金の使われ方に問題意識を持って活動してきたのであれば、こんなツイートはできません。

中心的な妨害者たちはゲラゲラ笑いながら、ときに罵倒を浴びせてきます…Colabo擁護者の根底にある女性蔑視

 これって安田浩一らが秋葉原やオタクの人たちにやってきたことです。ミソジニストの男というのであれば、Colaboの周囲にいる男性たちのことかもしれません。「世界」の記事が唐突に性対立を煽る内容になってきました。

 キモいおじさんネタにしても、単純に彼らの周辺の人たちにそういう人たちが多すぎるだけかと思います。

伊藤詩織と言えばColabo仁藤夢乃と共に秋葉原に関してデマを流して差別を煽ったヒューマンライツ・ナウとのフェイク記事

 無名時代の伊藤詩織の携わった記事。これも外圧を狙ったものです。そして小川たまかも関わっています。

When asked about the perception of schoolgirls, Araki and others refer to the archetype of “Lolita”.
According to Goto, this idea is borrowed from the Russian American novelist Vladimir Nabokov, but in Japan is largely understood as a young girl who is “the image of obedience, subservience”, and is reinforced in widely read manga.
女子高生のイメージについて聞かれると、荒木さんたちは「ロリータ」の原型を挙げた。
後藤によると、この考えはロシア系アメリカ人の小説家ウラジーミル・ナボコフから借用されたものだが、日本では「従順、服従のイメージ」である若い女の子として広く理解されており、広く読まれている漫画で強化されている。

 簡単にいうと女子高生が性被害に遭うのは漫画のせいだということです。

プラットフォームの責任

 今回、岩波書店『世界』の編集部がどれだけColabo問題を理解して特集を組んだのかは知りません。しかし、以前から盲目的にColabo仁藤夢乃を擁護してきた小川たまか、安田浩一をSNSの問題を論じる特集の冒頭に持ってくるのは、SNSの問題に対して感性が鈍いと言わざるを得ません。

 プラットフォームの責任としてTwitterの問題を問うのであれば、根拠のないデマを流して、そのデマがバレるとデマを連呼する。懲りずにデマを繰り返す。政治家や弁護士を使って脅迫、スラップ訴訟など含めた口封じをしようとする人たちがまず自分のしていることを振り返るといいと思います。

ここまでで公開し、修正加筆は考えます


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