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限界独身オタク男性が実家で眠っていたNikonのオールドレンズを使う話 望遠レンズ編

85mmと200mm


うっかりNikonのオールドレンズを買い足してしまった

この記事は続き物です。前回の記事はこちら。

オールドレンズを使うのが思いの外楽しく、「古いMFのレンズでも全然写真撮れるじゃん!しかも人気モデルじゃなければ結構安いぞ」となったところでポートレート用のレンズと月を撮るためのレンズが欲しくなり、安さに惹かれてうっかりオールドレンズを買い足してしまいました。

ということで、今回は次の2つのレンズを使ってみた感想になります。

  • NIKKOR-H Auto 85mm F1.8

  • NIKKOR-Q Auto 200mm F4

レビューではなく感想です。なぜならレンズの使用経験が少なすぎて、まともな判断が出来ないからです。
撮った写真も何枚か貼りますので、気になる人は主にそちらを見て判断してください。

NIKKOR-H Auto 85mm F1.8

明るいのにコンパクト

ニッコールオート時代……でいいのかな?取り敢えずかなり古い時代の85mmでF1.8のポートレート向けレンズです。ニッコールの歴史についてほとんど知らないので、このレンズの当時の位置づけが全く分かりません。フラッグシップだったということも無いと思いますが。このレンズはニッコール千夜一夜物語でも紹介されて居ないんですよねえ。

どういうレンズか

あっさりで、でもしっとりと写るレンズと言った感じ。最大径が72mmで全長が62mmとコンパクト。ただし金属をふんだんに使っているので重量は437gと結構重め。

オールドレンズらしく開放付近だとパープルフリンジが出たり逆光で撮るとゴーストやフレアが出たりしますが、そういったシーン以外では普通に綺麗に写ってくれます。前回の記事でも書きましたが、古いレンズなのに古さを感じさせないのは凄いと思います。
もちろん、僕に写真を見る目が無いだけで詳しい人が見たらオールドレンズらしい写りになってるのかもしれませんが……。

撮ってて思ったのは、結構あっさりした写真になることが多いなあということ。コントラストが低いのか彩度が低いのか分かりませんが、そう思う写真が多く撮れます。それに関係があるのかは分かりませんが、なんだかしっとりしてるなとも思います。

SIGMA fpのキットレンズである45mm f2.8 DG DNがムチッ❤ムチッ❤とした写真を出すレンズだとしたら、このレンズはスラッとした写真を出すレンズの様な……。45mmの方がスレッタだとしたら、この85mmはミオリネの様な……。

オススメレンズ?

前回の記事では、「安く入手出来るところ以外はオススメ出来ない」みたいなことをどのレンズに対しても言っていましたが、これはちょっと悩んじゃいます。結局はオールドレンズですし、MFなので積極的に勧めるものじゃないのは変わらないのですが、結構気に入った描写をしているので、作例を見て良いなと思った人は買っても良いかもしれません。

あと気をつけて欲しいんですが、僕はこれ以外の85mm f1.8のレンズを使ったことがありません。普通に現代のレンズの方を気に入る可能性があります(じゃあこんな項目を設けるな)。

撮った写真

やっぱこれが無いとね!

夜のランプ パープルフリンジが凄い
雨の日の愛車
実家の居間にあった花
ポートレイトにも使ってみたり
逆光シチュ
愛車の写真をもう1枚

NIKKOR-Q Auto 200mm F4

細くて長い

「まさにこのレンズのためにニコンFを作った」といっても過言ではないレンズ、らしいです。ニッコール千夜一夜物語にもそう書かれている。

このレンズについては多くを書きません。いや、書けません。
なぜなら「月をもっと綺麗に撮りてえな~なんかやっすい望遠レンズねえかな~おっこのレンズ安いじゃん!取り敢えず買ったろ!」といったノリで手に入れたレンズだからです。

どういうレンズか?

激安で買った割に、何かちゃんと写るレンズ。そんなんばっかだな。
最大径が73mmで全長が165mm。最近の望遠レンズと比べるとかなり細い。

月を撮りたくて取り敢えず安い望遠レンズを探していたらこいつが2,000円で転がっていたので買っただけなんですが、ネットのレビューとか見てると結構写りが良い様子。月の撮影だけに使うのはもったいないか?と思いつつまだ月以外の撮影には使えていない……。

なのでどういうレンズかについては語れないです。上の千夜一夜物語でも読んでおいてください。

月の撮影に関しては、やっぱり200mmだと焦点距離が足らないかなと言ったところ。それまでの手持ちレンズと比べたら圧倒的にちゃんと撮れるんですが、月の写真をちゃんと撮るなら400mmとか600mmとかが無いと厳しいかなあと。対策としてこれまた激安だったテレコンバーターを買ったんですがこれはその内別記事で書きます。

オススメレンズ?

これも基本的には安く入手できるところ以外はオススメしないんですが、僕みたいに「超望遠レンズなんて月の撮影くらいにしか使わないけど、そのためだけに高い金出してレンズを買うのもなあ」と思ってる人にはめちゃくちゃオススメします。

このレンズ自体をというよりは、安く売られてて焦点距離が十分な望遠レンズ全般ですが。
便利ズームとかを持ってる人はそれをそのまま使ったりテレコンバーターを噛ませたりして使えば良いわけですが、そうでない人は月を撮ろうと思うとかなり厳しいわけです。
でもこういったレンズであれば数千円から購入できるので、気軽に買って試しやすいです。これは本当に素晴らしい。仮に焦点距離が足らなかったら別途テレコンバーターを買えばいいだけですし。

月撮りたいと思ってたけどそのためだけにレンズを買うのも……とか思ってる皆さん、どうですか?

撮った写真

満月 200mmだと流石に小さい
クロップしてこんな感じ
朱い月
美ヶ原で試した時の
近所の鉄塔を撮ろうとしたものの、手前の電柱にピントが合ってしまった

まとめ

前回の2つのレンズに比べると、今回の2つは探して買ってもいいかな?という感じがしました。
特に85mmの方はお気に入りです。
とにかくNikonの古いレンズの力は凄いなという感じでした。僕が知らないだけでCANONのレンズも同じくらい凄いんだろうか?わざわざ買って試すお金と気力は無いので誰か教えてください。

あと1個だけ古いレンズがあるのですが(SIGMAの28-135mmのマクロ機能付きズームレンズ)これは正直写りがあまり良くなく、ほとんど使ってないので書かないと思います。

多分次回は現代のレンズについて書くと思います。それでは!

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