かたの

きまぐれ日記 もはや月記です

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最近の記事

2024年1月 #1

*年明けて お正月からまだ1ヶ月と経っていないことにびっくりしている。 まーったくいつも通りの日常を過ごしています。今は、仕事帰りの電車の中で1番端の席に座っています。 ちょっと違うのは、中旬に腰を痛めてしまってから、良い姿勢を心がけて生活していること。 幸いなことにヘルニアだとかぎっくりではなく、腰回りの筋肉が疲労していたとのことでした。5、6年前に整骨院にかかったことがあり、そのときも捻挫みたいな感じになっていた。 今回もその時も、私が腰回りの健が固く、筋肉も凝ってい

    • 日記 2023年12月 ①

      冬が始まってしばらく経った。 私は夏と冬の間には《夏と冬のどっちがいいのだろうか》という考え事をよくする。一度結論を出したのだが、今年は考えが変わりました。 まず言いたいのは、私は冬が苦手だということだ。 なぜなら、寒いとめっきり起きられなくなるし、活動をするための体力が減る。自分の中のエンジンの稼働率が、なんだか下がるような感じがある。 そして、日没のころになるとえもいわれぬ寂しさがこみあげる。これはひとりで日没を迎えるとこみあげる感情で、不思議なことに誰かといるとそんな

      • 2023年10月 #1

        毎晩、ベランダで信じられないくらいの気温に驚いている。秋ってこんなに寒かったんでしたっけ。 日中唇が少し乾いているのを感じた。 そんな些細な事からでも、季節が動いたことを私ははっきりと確信するのだ。 そよ風が軽やかに服の繊維の隙間を通り抜けていき、冷たく肌に当たる。 どれだけ待ち望んだことだろう。でもちょっと夜は寒いな。 * そんな季節が始まっているが、私にはすでに新しい出会いがいくつかあった。 互いに通じ合える人と出会えることはすごいことだと私は思う。誰とだって仲良く

        • 2023年8月 #1

          *8/21 日が少し短くなってきたのは私にとっても他のだいたい皆んなにも吉報でしょう。 今年の夏は体感では今までで1番暑いと思う。 ひと段落しそうな兆し、嬉しいね! 加齢のせいなのかもしれないけど、駅までの10分の道のりでさえ帽子を被らないと突き刺す日差しに体力を奪われる。室内外の寒暖差にぼーっとしたり、夜には前腕が少しぴりぴりする感触があるなど、そういうことがいくつもある。 ここまでくると夏という名前も違和感を覚える。 夏の歌を聴くような気分にもなれないくらいかんかん

        2024年1月 #1

          2023年7月 #1

          *7/25 ここ一年くらい、なにかの機会で宮沢賢治の名前を聞くようなことが何回かあった。 例えば誰かのインタビュー記事だったり、人と話した時だったり、そのつど興味の芽がすっと伸びたりしていた。 ついにこの間知人におすすめされて、その足で短篇集を買ってきた。ブックオフの恩恵を久しぶりに賜りましたね。100円で買えてしまうなんて。 ほいでそれを電車とか、仕事の休憩中に読んだりしている。数ページで終わる短編もある。 私は話の半端で読書を止めるのがもどかしいと思ってしまうので、き

          2023年7月 #1

          2023年6月 #1

          *6/1 先月の下旬に引っ越しをした。 引っ越しの準備は大変だった。仕事をしながらいろんな手続きやアポを取って、家の調度品や本、レコードやらとにかく家の中のものを全て準備OKの状態にしなければいけなかった。 箱に物を入れていく作業の中で、必要あるもの、ないものが分かっていく。その間の「一応持っていこう」というものも出てくる。 たくさんのものを捨てたが、それ以上にたくさんのものを箱にしまった。 当日、トラックを待っている間に最寄りの喫茶店で暇を潰すことになった。というのも荷

          2023年6月 #1

          2023年5月#1

          疲れがろくに取れやしない。ここのところ、週休1日をうんとこなしていて、とうとう4週目に入ったところだ。激務でなくともやっぱりそれは疲れるし、家に帰れば家でやりたいことをやらねば生きている意味がないと、心は素直に寝ることを拒絶するので、疲れた自分が心に鞭打たれている。心どこにあるかと言われればここにもあるのだが、はあ分かりました頑張りますと何時も何かを引き受けて苦労している自分の他にも私の中には心がいくつかあるように思える。 哲学科の人が「心はどこにあるのか?頭か心臓か、はた

          2023年5月#1

          2023年4月 #1

          *4/15 あったかくなってきた。とうとう花粉症の苦しみから解放されてようやく純粋に春の喜びを感じることができる。 ここから梅雨が来る頃までが一年で1番いい季節なんだよなあ、きっとみんなもおんなじふうに思ってるさ。 この前見た映画。雨に唄えば。 寝込んでいる時に見たんだけれど、疲れもすっとぶような軽快なミュージカル映画だった。 喜劇はいい。私は喜怒哀楽のどれが一番好きかでいうと圧倒的に「喜」で(怒が好きな人なんていないよな)、ポジティブな感情を常に求めていて、好きな曲はも

          2023年4月 #1

          2023年3月 #2

          *3/10 3月!待ち望んでいた春の陽気! 冬にあてられた身体がしゃきっと動きだす。 草花だけでなく私の体も春を待っていたんだろうと思う。 毎日くたくたになるまで活動して、ぐっすり寝るのを繰り返している。 朝もきちんと早く起きて何かをする。寒い冬にはできなかった分の事をこつこつとこなしていく。 朝食をすすめていると、外から涼風がとろとろと入ってくる。この時期のゆるい風は、もしかしたら手に持てちゃうんじゃないかというくらいとろとろとした感じがする。 もう寒さに邪魔されるこ

          2023年3月 #2

          2023年3月 #1

          *3/5 最近職場の人におすすめされたアルバムが本当によかった。本当にいい(私にとってね)音楽がたくさんこの世界には埋まっている。それを少しでも多く掘って見つけるのがいい。 このところ私は、言葉と自分を切り離すようにして気持ちに従って生きている。これまでは気持ちを言葉に翻訳することが絶対に必要だと思っていたんだけど、それが英語を日本語に翻訳するように、多少の齟齬が生まれているような感覚になってきたからだ。 言語と言語の壁と同じく、気持ちを言葉でもって完全に表すことは多分難

          2023年3月 #1

          2023年 2月#1

          最近の心境、一言で言うと穏やか。もう一言言うと、きちんと歳をとっている実感がある。 それに相まって、今まで気にしていたいろんなことがどうでもよくなり始めている。集めていた服やCDは「どうしてこんなに集めちゃったの?」と思うし、歳を取ったことにもあまり焦りがないというか、そういうもんだもんなとフツーに最近は受け入れられる。 前まではもっとしゃんとしていたかった、というか、何かになりたかったのでワナビーとしての形だけは保ちたかったのだ。それゆえに知識の源泉である本やフィジカル音

          2023年 2月#1

          2023年1月 #2

          *1/19 気温や気圧による調子の乱れに私たちは逆らえない(ただし個人差は大きく存在する)。 こと私は、寒いのは本当にだめで肩がいつも以上にこるし、何事もやる気がいつも以上に起きない。 天気の悪い日は口数が減ったり気持ちがぼんやりするし、世界の中でひとりぼっちになったような気持ちになる。 気温や気圧だって、地震や雷と一緒で自然の摂理。だから逆らえない。 でも、わかっていても気持ちは下がる。どうしょうもないのだけれど。 「世界の中でひとりぼっち」な時、私は私を必死で説得して

          2023年1月 #2

          2023年1月 #1

          最近は記憶力が低くなったなと思う出来事がたくさんある。 その出来事というのも、箇条書きにするのに少し時間が要る。状況は著しく悪い。 とにかく物覚えが悪くなった。 新しい単語を聞いても筒抜けで、人の名前は混同し、果ては記憶すらあやふやで信憑性が無い。 「あのお店のおすすめはあんずジャムのトーストだよ!」と言ったお店にそんなメニューが無い、というようなことが、昔はひとっつもあるはずなかったのだけど、最近少しずつ増えてきている。 恐ろしいことだ、自分の記憶が不確かだというのは。

          2023年1月 #1

          日記 2022/12/31

          休みの日は少し遅く起きて、ブランチからのティータイムをする。 べつにブランチつったって言葉ほど仰々しい事なんかしてない。 作り置きを食べたりしてるだけだし、ティータイムは紅茶にロータスビスケットをかじってるだけだけど、本当に幸せになれる。 その日の気分にぴったりのレコードを棚から探して再生して、ぼやっと白い冬の光が差し込んだ部屋で熱い紅茶を飲む。もくもくとする湯気に顔を包まれる。 そんな風に、この部屋で起きていることの一つ一つが私の幸福感を満たしてくれる。 このブランチの

          日記 2022/12/31

          日記 2022/12/6

          以下は今年の夏のある日に書き残していた。 新宿で中央線に乗り換えた。そしたら電車の中で子供が電話をしている。小学校低学年くらい。私はイヤホンをしているのであんまり電話の音は聞こえないが、多分家族と話している。ポロシャツタイプの体操服、半袖の上下。ナイロンのバックパックは学校指定っぽい見た目をしている。日本では珍しいよなあと思っていたら、はみ出た教科書にはハングルが書いてある。朝鮮学校(今でもこういう言い方なのだろうか?)に通っているといったところか。よくよく聞けば電話は日本

          日記 2022/12/6

          備忘録#2

          *11/13 この間、面接で、人生設計はありますか?と訊かれた。目先のことをやっていくだけでは人生設計とは言えない。そういう訳で「特には…無いです」と答えた。昔からまるっきり、こういう時に嘘がつけない。 ほとんどの人に人生設計などないだろう。それをわざわざ面接では答えさせられる。ハッタリでもいいから答えられれば面接官は納得したと思うが、私は本当にそういう嘘がつけない。人生設計とはなんだろう? 何が起こるかわからない未来を"設計"するのはなんかおこがましいな…という感情にな