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卒業式に寄せて

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

本日は勤務校の卒業式でした。

三年間、授業を担当した生徒たちが巣立っていく日であり、寂しくもあり嬉しくもある日です。

まだ、入試が残っているので学校で会う機会はあると思っていますが、一応、本日で一区切りです。

今年の卒業生は勤務校にChromebookを導入した始めの世代であるため、自分の実践にとっても深い意味のある学年です。

手探りでスタートして

コロナ禍の余波の残る4月のスタートであり、校内で誰もChromebookがどう動くかが分からないところでスタートしました。そのころは自分も認定トレーナーではないので(この導入に関わるトレーニングを使ってトレーナーになっています)、本当に毎日、毎回の実践は手探りでした。

デジタル・シティズンシップをちゃんと実践していくんだという決意と共に始めたので、生徒たちと粘り強く様々な困難とも向き合ってきましたし、学年担当の先生方には大変な苦労をしてもらいました。

授業でも、それまでラップトップがないことが当たり前だったのに、急に教室中にChromebookを生徒が持ち始めているのだから、なかなか強烈なインパクトはありましたね。

誰も正解を知らない、誰も何がよいのか分からない。

そういう中で生徒たちも粘り強く取り組んでくれたのです。

今までよりも更に

果たしてICTが入ることで何か子どもたちの学びは変わったのかどうか。

それはまだ答えは出ません。

成績的なことや入試的なことで成果を測りたいとは思わないです。

おそらく、ICTやデジタル・シティズンシップの学びは今後、卒業生が生きていく数十年の間に意味をなしていくのだろうと思います。

そういう願いをもって過ごしてきた三年間でした。


卒業、おめでとう。

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