NotionにもAIがやってきた
Google for Education認定トレーナーの笠原です。
今週、いよいよNotionが使えるようになったと連絡がきました。
最近はChatGPTも話題となっていますが、さて、NotionのAIの性能はどうでしょう…?
秘書を雇ったかのような
Notionに搭載されたAI機能はかなり多岐にわたります。
正直、今のところは全てを利用できているわけではないのですが、いくつか使ってみた感想を紹介します。
基本的にはChatGPTと同じでこちらからある程度文章を与えることで、自動で文章を生成してくれる感じですね。もしくは、そのページに既に書いてある文章をもとにして新しい文章を生成してくれる感じです。
使ってみると「要約する」や「翻訳する」は使い方がが分かりやすいですが、「説明をつける」については今のところ「?」な感じです。
思いつきをメモしているような使い方だと、まだ精度としては荒い印象ですが、ある程度構造的に書いている議事録などは、AIでの要約などが上手く機能してくれる印象です。
面白いのが「アクションアイテムを抽出する」機能ですね。文字通り、議事録からTodoリストを作ってくれる機能です。狙い通りに出ない場合も多いですが、細かくリストを作ってくれるのでもう少し精度が上がってくると、リストを作るという手間を減らせるかもしれません。
要約をしたりTodoリストを作ってくれたりするのは、何だか秘書を雇ったかのような気分です。自分で細々と作業しなければいけないことを、少し肩代わりしてくれる感じです。
これから進化していくのだろうなぁ
まだ、挙動としては不安定なところが多いため、日本語でAIを使っているのに突然英語でしか返事をしてくれないこともあります(笑)。
また、実際には当然ながら意味を理解して作動しているわけではないので、自分の書いた文章がある程度、整っていないと上手く機能してくれない感じがあります。
意外と面白いのがAIが適当にアイデア出しをしてくれる機能の方かもしれません。こちらから適当なキーワードを与えると、ある程度まとまった分量のテキトーな文章を返してくれます。
例えば「読解力の向上」について、Notionにブレーンストーミングしてもらったら以下のような返事をくれました。
自分がピンとくるアイデアが出るまでひたすら繰り返す…みたいな使い方もありえるのでしょうか?
現在、ChatGPTが大人気で動作が不安定ですが、Notionはまだ少しずつ開放されているところなので、サクサク動きます(出力のクオリティはChatGPTの方が高そう)。
こういうサービスが増えるのでしょうか
今回のNotionへのAI搭載は、今後、この手のサービスにこういう形でどんどんAIが入ってくるということを予感させます。
例えば、Googleドキュメントに「AIに書いてもらう」という機能がつくのは、簡単に想像できますね。
はたして、そういう形で文章がどんどん簡単に量産されるようになった時に、国語の授業で文章を書くことを教えるとはどのように変わっていくのでしょうか。また、授業でどのようにAIとの関わり方を教えていけばよいのでしょうか?
2023年がAI活用元年になるのでしょうか?
興味がつきませんね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?