ChatGPTをメモ帳代わりにしてみた
Google for Education認定トレーナー&コーチの笠原です。
最近、ChatGPTがiOSアプリでリリースされましたね。
このアプリはウィジェットにも対応しているため、iPhoneのロック画面から簡単にアクセスが出来るようになりました。
ワンタッチでChatGPTが開くことに気づいたので、「ChatGPTをメモ帳代わりににしたらおもしろい?」と思いつき、一週間ほど試してみました。
下準備
ChatGPTはメモアプリとしては想定されていないため、後から見直したり整理したりする機能は当然ありません。
ただ、メモの機能として「整理」は外せないところなので、アドオンを使ってその点は解決します。
これを活用すれば、Notionに情報を手軽に転記できるため、タグをつけたり検索したりという活用に可能性が広がります。一手間かかるのはネックですし、実際「面倒だなー」と思うのは正直なところですが。また、後から追記したことを同じページに追記することもできないのも、上手く整理できていない感じにはなります。
ただ、「メモ」の可能性を広げるという観点からすると、この辺りの不便さを許容できるかは人によるかなーと思っています。
自分は雑な性格をしているので、なんか面白い感じになっているのでいいやと、適当にコピペで割り切って使っています。
実践編
下準備を終えて、実際にChatGPTをメモアプリ的に使っていきます。
1週間やってみた感触だと、次のような使い方ができる感じがしています。
何も考えずに普通に雑多なメモとして放り込む。ChatGPTもテキトーな返事を雑に返してくるので、そこからブレスト的なことを期待する
「メモを書くので清書して」などのようなプロンプトを断った上でメモを取る。雑に書いた箇条書きがある程度整った文章で返してもらえる
「メモに対して質問を返して」などのように目的を持って、メモを掘り下げる使い方をする
メモを表にして出力してほしいとお願いすると、任意の表に整理することが出来る
メモを書く前に「プロンプト」で何かを指示するかは、用途に合わせるかその時の趣味ですね。
基本的にはGPT3.5で十分ですし、わざわざプロンプトを書くこともないかなと思っています。プロンプトを書きながらメモを取るのは面倒ですからね。メモにプラスαで自動的にコメントが付くことで、なにかアイデアが生まれないかなぁというくらいの期待値での「メモとして使う」という使い方なので、あまり複雑なことはしません。
使ってみての感触
とりあえず、一週間、思いついた時に気軽に使ってみた感想です。
メモに自動的にツッコミを入れてくれるので、自分では意識していなかったことに気づくことがある
プロンプトを指定しないと何を返してくるかはランダム。要約をしてきたり、きれいな文章に書き換えてきたり、要点を指摘したりする。
読書メモの清書もしてくれるので、資料作りの効率をあげられそう
余計なことまで答えるので、ノイズのある情報になりがち
スマホで打ち込んだものを後からパソコンからNotionに転記するのは当たり前だけど面倒
こんなところです。
アイデアを出すために読書をしたりメモを作ったりしている時に、ChatGPTが適当なことを膨らませてくれるのは、結構便利。また、最終的にアウトプットをしなければいけないことが決まっているときには、要所要所で要約や文章化してもらってもらうと作業の手間を少し減らせますね。
どのような場面で使うのが良さそうか
個人的な感触としては、読書メモなどは普通のメモでやるほうが良いですね。普通のメモでまとめたものをChatGPTに聞いたほうが狙った出力ができます。
逆に雑多な話を箇条書きで書いておき、文章にまとめておいてもらうという使い方は面白い感じです。
お節介なおしゃべりをしてくれるので、なにかアイデアを出すような会議をしている時に使うのがベターなのかもしれませんね。
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