先生たちが生成AIを味方につけるコツ
Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。
今週もたまたま色々なところで生成AIと教育について議論をする機会がありました。
自分はたまたま早くから使っていることもあって、時々、「どうやって使ったら良いの?」という質問を受けることがあります。
細かい分類やツールを組み合わせた活用の方法もあるのですが、「どうやったらいいの?」という質問をする方には嫌なイメージを与えてしまう回答になりやすいのも事実です。
「今更だけどやってみたい!」という方や「職場で何から進めたら良いか」という方に向けて、生成AIと仲良くなるコツを1つ紹介しようと思います。
音声入力で気軽に話しかける
生成AIが何ができるか、何が分かるかということは、結局、使ってみないと感覚はつかめません。体験した量で見えるものが変わってきます。
そのため、まずはやってみたいことを気軽に生成AIに聞いてみることが、生成AIを活用する一番のトレーニングだと感じます。
ただ、なかなかパソコンに向かって何を聞こうかと思っていると、固まってしまうものです。
ですから、慣れるためのオススメとしてはスマホのアプリで、何かアイデアを思いついたときに音声入力で尋ねてみるという使い方がよいです。
また、アイデアでなくても、その日、一日の感想をつぶやいてみて、それに対してどんな回答をするかを体験してみるというくらいの使い方でもよいかもしれません。
気軽に音声入力すると回答が戻ってくる感覚をまずは体験してみてください。
なお、音声入力だとちゃんと文字が変換されなかったり変な言葉が入力されたりすることも多いです。ただ、そういう場合であってもある程度、文脈が分かる場合、生成AIは自動的に回答では正しい答えに直して出力してくれるので、そういうことを体験することにも意味があるだろうと思います。
ChatGPTの場合
ChatGPTのアプリの場合は、音声入力だけをするのは「Message」という部分の右の方にある波のようなアイコンをクリックすればOKです。右端のヘッドフォンのアイコンをクリックするとChatGPTの回答も音声で返してきます。
波のアイコンの場合は自分が言いたいことを言った後に再度タップして、音声をテキストに変える必要があります。また、さらにそれを送信するためにタップすることが必要です。
ヘッドフォンのアイコンで音声入力をした場合は、こちらの話が途切れたら自動的に回答が送信されます。
Copilotの場合
Copilotアプリを開いて、入力欄のマイクをクリックすると音声入力ができます。ちなみにCopilotからの回答も音声で行われます。
Copilotはこちらの話が終わると、自動的に回答を生成AIに送信してくれます。
Geminiの場合
GoogleのGeminiをアプリから使う場合は「Googleアプリ」を使います。
Googleアプリを開くとGeminiのタブが増えているので、Geminiを選択して、画面下部のボックスに入力を行います。
こちらも音声入力が終わった後に、自分で回答を送信する必要があります。Geminiからの回答はテキストで表示されるだけです。
使い勝手を比べると…
完全に主観になりますが、音声入力をしてやり取りをする時に、一番使い勝手が良いと感じるのはChatGPTですね。
音声入力の精度が他に比べると比較的高い印象があります。
これは有料契約している場合の話ですが、ChatGPTの有料版だと音声入力だけでだいぶ色々な作業が出来ます。画像を作らせたり音声入力だけで原稿の骨子を作ってもらったり、入力精度とやれることの幅広さだとChatGPTが一日の長がありますね。
いずれの生成AIでも、まずは気軽に話しかけてみるということを続けてみると分かってくるものがあります。
※余談
ChatGPTの音声入力だとなぜか外国語で入力するとそのままの言語で入力されないケースがありますね。趣味でイタリア語で話しかけてみたら、なぜかイタリア語が日本語に翻訳されてテキスト化されました。英語はそのまま英語で出力されるので不思議な挙動だなぁ…。
今回も読んでいただきありがとうございました。シェア、コメント、いいね!をしてくれたら嬉しいです。
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