学びの委員会オフ
久しぶりにポケモンの話。今回はリアルイベントである対戦オフの話になる。
ことのあらまし
ちょうど先週の今頃に主催のポケモン委員会さんとdiscordで話す機会があり、近々大阪で対戦オフがあるのでもしよければというお話があり、せっかくなのでということで参加することにしてみた。
ルールは禁止伝説一体までの現行ルール、禁止伝説に加えて水ウーラオスやパオジアン等の火力インフレの環境で、3ヶ月ほとんどいじらずにいたムゲンダイナ入りのいつもの面子でそのまま乗り込むこととした。おやすみ前の戯れ構築とはいえ、2ロムレート1700中盤、2000位前後/220,000アカウント(勝ち越し数15-20程度)ぐらいと、とりあえずほどほどにエンジョイする程度であったので、今ある強みでとりあえず一丁やってみるかという具合で乗り込んだ次第である。
なお、構築の概要は下記の記事にだいたい書いてある。
今手元にある強みでエンジョイする受けループ|テツノトリ (note.com)
本来であれば月末が近いので構築はネタ晴らししないに越したことはないが、来月からレギュレーションが変わることもあり、さらに現状お休み前にエンジョイする勢なので、上位帯で再戦が頻繁に生じるわけでもなく別段どうということはないので、参考程度に載せておくことにする。
予選7,8名上位2名抜け、以降トーナメントそして全試合BO1とさくさく進むスケジュールにより、オフの試合開始が14時前という朝弱い方にもやさしいスケジュールという点も参加しやすかった。
で、午前中時間があったので梅田のポケセンに立ち寄り、誕生日にもらえるものをいただいておいた。ちなみに私、8月26日が誕生日だったりする。いただけるものはありがたくいただいておく。
今回の会場が大阪産業創造館という、たまに大阪府市のセミナー等でお世話になっている場所、なんなら今週大阪IRビジネスセミナーで来たばかりという、いわばホームグラウンドでの対戦というのも非常に参加しやすかった。
開会式で参加者一人一人一言ずつ挨拶をする機会があったが、「本業でもたまにセミナーや勉強会でお世話になるこの会場ですが、今ある強みを活かして択を制する勉強会ということで、精一杯勉強さしてもらいます」という具合でご挨拶させていただいた。
予選開始
4ブロックに分かれての予選が開催された。私は8人ブロックに配属されたようだ。
月末も近いので、誰がどんなポケモンを使っていたのかの詳細は省く。おおまかな流れだけ要約して書き残しておくことにする。
1戦目、ひゅーずさん
最終的に予選抜けをされ、4位になられた強い方。
構築相性が致命的に悪く、最早絶望しかない感じであった。順当にぼこぼこにされた。敗北。
2戦目、キリサさん
推しポケを選出される方であった。ランクバトルで滅多にみかけることのないポケモンであり、意外な技を覚えるということで非常に困ったところであったが、みがわり3ウェポンムゲンダイナでなんやかんや蹂躙してしまった。勝利。
3戦目、よしおかさん
お互い初手テラス、ラッシャで相手するにはしんどいポケモンに交代された瞬間にじわれを直撃させてエンジョイ。その後ほどなくして降参をいただいた。勝利。
4戦目、くえくとさん
初手から非常に珍しい技構成で頭抱えることとなったが、初手テラスされて後続ポケモンの技の一貫ができたおかげでなんやかんや突破。3体目がでてきたタイミングで降参を頂いた。勝利。
5戦目、まあぬさん
最終的に予選1位。私以外の全員に勝利されただけあって、非常に再現性の高い個人的にやばい構築であった。非常に不利対面で初手のポケモンに1体半壊させられてそのままなし崩しにやられるかと思いきや、こちら目線非常に重すぎるポケモンをなんとか択に勝ち魂の突破。勝利。
6戦目、あきなしさん
交代際のじわれが2回ヒットしたものの、残り一体のポケモンがこちら目線あまりにも重すぎてその後全てを蹂躙された。敗北。
7戦目、ポケモン委員会さん
本大会主催の方。受けループ殺しのポケモンが案の定あらわれたが、慣れた手つきでそこは突破したものの、真打ちの重すぎるポケモンの前に型の読みを外してその後なすすべなくすべてを貫かれた。敗北。
予選の結果
最終的に4-3となり、4-3が三人いたが他の二人には直接対決で負けてしまっていたので、最終的に4位で終了となってしまった。最後の2戦の負けが痛恨であった。決して油断はしていなかった。かみ合いが悪かった部分もあったが、現場対応でなんとかできないこともなかっただけに、非常に惜しい結果となってしまった。とはいえ構築単位で非常に重いポケモンをごまかす際はこれでいこう、というおおまかな方向性は改めて見直すきっかけが得られたのでよしとする。しかし対戦オフの予選突破の壁は非常に厚い。決勝トーナメントへ第一歩を踏み出せる日はいつになるのやら。
本戦の結果
予選敗退後は、近くで行われた決勝トーナメントの試合を観戦していた。
後述するOAタップやキッチンタイマーを貸出しすると大変喜ばれた。
印象的だったのは、眠り状態でタイミングよく起きてカイリューがしんそくして相手のラス1のポケモンをなんとか倒していたシーンだった。後で聞いてみると、今作のスカーレット・バイオレットから対戦をはじめ、パルデア地方にきて最初のカイリューが試合を決めたということであった。あまりにもエモすぎる。対戦オフやランクバトル最終日ではたまにお目にかかる光景であるが、ここぞというときに結果を出されている方というのは、ポケモンのなつき度が高いというべきか、ここぞというところで魂を見せてくれることが割とよくある。
ポケモン対戦オフで持参が推奨されるもの
対戦オフに参加したのもこれで何度目かになるので、ある程度必要なもの把握していたが、今回もそれらは非常に役に立った。
OAタップ
会場にはコンセントの穴が非常に少ないため、これがあるのとないのとではかなり話が変わってくる。大変ありがたがられた。今回は半日少々なのでまだマシであったが、1日がかりとなると基本的に最後までswitchやスマホのバッテリーがもたないことが割とよくあるため、充電スペース設置は非常に重要である。全員必須とまではいかないが、可能な限り持参しておくとよい。キッチンタイマー
私は耐久ポケモンで消耗戦をしかける受けルーパーなので、時間管理は特に重要である。車に乗るのにシートベルトをするのと同様に、対戦をする際は必ずキッチンタイマーをセットする。これにより残り時間に応じた行動をとることができる。基本的に短期決戦型の構築を使用する場合であっても、想定外に膠着した際に残り時間を確認できるか否かは割と重要である。家電量販店で1000円か2000円かぐらいで買える上、日常生活でも使う機会はあるので一家に一台ほしいところである。メモ帳と筆記具
大会によっては使用が禁じられている場合もあるが、使用できるのであれば是非使用しておいたほうが良い。この記事のように振り返りをする際にも役に立つ。ちなみにメモする内容は人によってさまざまであるが、初手と裏のポケモン、それらの使用する技と使用回数、あとはおおまかなダメージ量や特殊な立ち回りなど、学びの宝庫である。
ポケフィット等の推しポケモングッズ
対戦オフの際は、これがあると後々あのポケモンの人と覚えてもらいやすい。そして推しポケモンが横にいることにより士気が上がる。必須ではないものの、可能であれば是非持参したいところである。タックシール
対戦オフの参加人数分のswitchと充電器がその会場に揃うこととなる。switchはステッカーを貼るなどして差別化している場合が多いが、充電機を差別化している人はまずいない。充電コーナーでどれが誰の充電器がよくわからないことが頻発するので、あらかじめ充電器に名前を書いておくか、タックシールを持参しておくとそのようなトラブルが回避できる。そんなに数多くはいらないので、数シートを手帳の裏表紙に仕込んでおく程度で対処できる。携帯バッテリーの予備
OAタップのところで触れたが、これはswitchに限った話ではなくスマホの充電器も予備があったほうが良い。今回は充電コーナーを充実させることができたので出番はなかったが、対戦オフに限らず予備のスマホバッテリーは常時2つは満タンにしてお出かけすることにしている。備えあればなんとやらである。
終了後の話
予定より早く終わったということで、片付けもゆっくりめに主催の方等による昔話をきくことができた。私も最初にポケモンに触れたのはゲームボーイポケットの時代、つまり白黒だった時代なので古参と言えばそうなるのだが、対戦オフの類に参加したのはここ数年からの話であり、過去世代の対戦環境の話は非常に参考になるものがあった。実際今大会でも過去猛威を振るった並びを現代版にアレンジした構築を使用されていた方が結果を残されており、温故知新という言葉は割と大事だったりはする。
その後何名かの方と晩御飯を一緒にする機会に恵まれ、3人で駅近くの居酒屋でしばらくご飯食ってた。対戦オフ後のこれを『優勝』と呼ぶらしい。これがある意味でオフの醍醐味でもある。
最後に
そんなわけで、久しぶりにリアルでポケモン対戦をエンジョイすることができた。大学生のポケサーの方々等、私から見れば若い方もおられたが、ポケモン対戦での試行錯誤の経験は、まさしくデータドリブンそのものであり、大の大人が大枚叩いてセミナーに参加するのと似たようなことを遊びながら体得できるわけである。非常に素晴らしい経験値となることは言うまでもなく、なんら恥ずべきことはないと考える。
対戦オフと聞くと、ランクバトルで相当な結果を残されている方ばかりというイメージであるが、私以外にも最近なんやかんやであまりランクバトルに潜れていない、という方も割とおられたりする。ようは対戦に興味があるか否かのほうが大事である。そして一度参加してみると、非常に多くの学びが得られるので、機会をみて是非参加してみてほしいと思う。
というわけで、ポケモン委員会さん他スタッフの皆さま、ご挨拶させていただいた皆様に圧倒的感謝をこの場で述べつつ、この拙文を締めくくることとする。頑張って本業を軌道に載せて、是非また参加させてしたいところである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?