vol.2 セミナーのハードルと劣等感

「フィットネスの学び舎」セミナーイベントコラム。
第2回は「セミナーについて感じていることと過去の劣等感」ついてお話ししていきたいと思います。

私自身も週に1回は何かしらのオフライン、オンライン問わずセミナーを受講するくらいセミナーフリークな人間です。
本日も1日下記のオフライン(対面)のセミナーを受けてきました。

自分であげておいてなんですが、なんかこれだけみても難しそうですよね。
そしてやっぱりセミナーって難しそうで参加しにくい。
そう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今日はそんな不安を払拭するようなお話ができればと思います。



「セミナーのコンセプトと分類」

22歳くらいの頃からセミナーというものに行き始めて、
今では僭越ながらセミナーを開催するということもやらせていただいております。

これは前職で教育という役割をやらせていただいたことで、
スタッフの皆様に会社の理念や新しいサービス、メソッドなどを発信し、
研修するということを学ばせていただけたからできることなので、
その機会を与えていただけた会社には今でもとても感謝しています。

自分自身がセミナーを開催させていただく上で気をつけていることは本質的であるが分かりやすく、実用的、つまりすぐに活用できることです。

このコンセプトが正しいかどうかはセミナーの目的や狙いによって変わると思っていて、個人的には大きく3つに分類されると思っています。


①初学者向けにやり方を丁寧に伝える取説セミナー(一般向け)
②実践者と指導者に向けて実践方法を中心に理論背景を伝えるセミナー
③指導者に向けて理論背景を伝えて、その理論を現場でどう活用するかはある程度受講者に委ねられるセミナー


もちろん明確に分けれるものではなく①と②の間があり、②と③の間もあるのでグラデーションしていると思いますが、大きく分けるとこのような感じかと個人的には考えています。

「セミナー受講のハードル」


③の究極は研究者であったり大学の先生など一次情報と呼ばれる情報を持っている方々の情報を聞くセミナーであったり、いわゆる専門性の高いセミナーです。
これは受講者側は収集した知識を現場で使えるエクササイズなどの知恵または価値に変換するという別の能力が必要なので、難易度は高いものになります。
仮にエクササイズ方法を教えてもらえるセミナーだとしても、
専門用語が飛び交い説明についていくのだけでも必死になるようなものが多い印象があります。

ただ、業界において信頼性の高い情報というのはこの③に分類されることがとても多いのも事実です。
ですので信頼できる専門的な内容を学ぼうと思って参加したセミナーが③のセミナーだとめちゃくちゃ難しい。

そして
これは自分にはまだ早い。
現場で使えない。
セミナーって難しいし、高い割に満足感がない。
そう思ってしまうこともあるかもしれません。

そうであれば自分の好きな分野を学ぼうと思うとSNSになってくる。
これは無料ですし、好きな時間で学べるなど色々な条件が重なることでその選択になるのですが、そうなると今度はその情報の信頼性はどうなるのか。

「有名=正しい」ではないというのは前回のコラムでお伝えしました。
でも「有名で正しい」こともあります。
そうなるともうどの情報が正しくて、どの情報を信じれば良いのか分からないという壁にぶつかります。
しかもSNSにはたくさんの情報が溢れています。


こういうセミナーや情報収集におけるジレンマや難しさは15年近くセミナーを受け続けてきて、またはセミナーや研修を自身で開催してきて主観的にも客観的にも感じていることです。

今回の先生の中には昔は情報を拾える媒体が1つしかなかったのでそもそも情報を取ることが難しい時代もあったとのことですので、
こういうお話を聞くと時代の変化を強く感じます。

「大体四頭筋」と覚える超劣等生


私たちは世の中のフィットネスを自分たちの思う理想の形に変えたいという想いで今の会社を作りました。
それを色々な方法でそれを実現したいと思っており、
その中の一つが
「本質的で専門性も高いけど分かりやすく実践しやすいセミナー」
を開催すること。


特に今のパーソナルトレーニング業界はまだまだ発展途上で、
学びたいけど時間がない、お金がない。
何を学べば良いかが分からない。
お客様に使えそうと感じるセミナーに出会えない。
せっかく申し込んだセミナーが面白くなかったら。

そんなお悩みや不安を抱える方も少なくないはず。


時間、お金、スキルがない。
それはやらない理由じゃなくて、やる理由だ。
なんていう格言が聞こえてきそうですが、そうは言っても、、、というのが正直なところですよね。

であれば理想は適正価格で難しい理論をそのまま伝えるのではなく、
理解しやすくてそれが現場でどう活かされて、どう活用できるのかを知れる。
そしてその理論は信頼性が担保されている。

この形です。


自分自身がパーソナルトレーナーをはじめた時に胸を張って言えるほど不器用で要領が悪く、同期の中で最も劣等生だったからこそこの形が良いのではないかと思っている、それが背景でもあったりします。

ちなみに大腿四頭筋を「大体四頭筋」と覚えていて、おおよそこのあたりの筋肉のことを言うんだと本気で思っていたくらいのレベル感でした。

「セミナーはまず安全な場であること」


当時の先輩に「筋肉の名前すら知らなくて起始、停止、機能を知らない奴がトレーナーとか、、、笑」と面と向かって嘲笑されたことや同期がデビューしている中で1人だけフロアの清掃を1日中していたこともあります。

当時は個室のパーソナルというのは世の中になかったので、
フロア(普通のゴールドジムさんのジムエリアをイメージしていただければ)でそれぞれがパーソナルをやっているという空間だったからこそ、
同期がみんなパーソナルをしている中で1人だけ1日清掃しているのはさすがにキツかったですよね。

でもジムのマシンはどこが汚れやすいとかは熟知しているつもりです。笑
8時間清掃しかしていないから汚れているところを見つけないと仕事がなくなっちゃうので。笑

脱線したので話を戻して
今のままじゃダメだと思いながらもじゃあ何から学べば良いのか分からない、どんな風に学べば良いか分からない、あの時にこんなコンテンツがあったら、こんな風に教えてもらえたら。

当時自分が感じていたジレンマを解消することで
もっと学ぶことが楽しくなったり、お客様への提供価値が増えて喜んでいただける。
結果として世の中に健康な方が増えたり、自分の仕事に自信が持てたり、そして経済的にも安定する。

今回のセミナーは主催側の自己満ではなく、
参加される皆様に寄り添った安全で安心して参加できるセミナーイベントにしたいと思っております。

そして皆様のトレーナー人生や健康づくりやお体づくりの転機になる。
そんな1日になるように努めてまいります。

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