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noteを休もうと思った経緯

何を書こうが、休もうが、誰かに影響を与えるほどの書き手でもないのですが、備忘録として書いておきます。

前提

2020年4月から在宅勤務となり、空いた時間で何かを始めようと考えた。
とはいえ、社会人歴約20年の間、自分に立ち返る余裕がなく、やってみたいことがすぐに見つかる状態ではなかった。そこでまずは、自分探しに力を入れてみることにした。

なるべくお金がかからないこと

幸にしてコロナ渦の影響で収入減に陥ることはなかったが、ニュースで生活が厳しくなった人々について断片的に知ると、「たまたま私じゃなかっただけで、私だった可能性もあるし、これから先に私もそうなるかもしれない」と強く感じた。
そこで、あまりお金のかからないことを試そうと決めた。これまでの人生で、「興味は湧いたが、やれなかったこと」を思い出しながらチャレンジすることにした。

①まずは音楽

私は十数年前、「ニコニコ動画」がブレイクしていた頃、自身の仕事人生に絶望していたから、安全な現実逃避方法を常に模索していた。
私には「ニコニコ動画」は現実逃避に都合の良いプラットフォームの一つで、特に初音ミクを起点に、UTAUやMMDといったフリーソフトウェア、オリジナル楽曲と素敵なイラストや3DのMV、弾いて・歌って・踊ってみたなど、繰り広げられるクリエイティブに我を忘れることができた・・・

昔、そんなことがあったなと、手持ちのパソコンでフリーソフトを活用して、MIDI打ちをしたり、UTAUを使ったり、MIXをしたりして何曲かカバー曲を作ってみた。かつての私がうっとりした楽曲たちは、なかなか大変な工程を経て作られていることがわかった。
仕事の余暇で、自分なりに満足のいく1曲を作るには3ヶ月以上もかかり、「特段のセンスもないのに、足を突っ込むことではないな」と冷静になった。

私はギターやピアノを長らく習っていたが、万年初心者だったこともついでに思い出した。そして決定的だったのが、2年連続、聴力検査で左耳が高音を聞き取れないことが判明したので、音づくりを趣味にしたり、精を出すのはやめた。

②そして動画

きっかけは上記と同様、ニコニコ動画の世界への憧れを今更真似してみようと思ったからだ。YouTuberになろうと思ったわけではない。
この作業もフリーソフトや素材をフル活用したが、私の手持ちの2013年型?のパソコンスペックには限界があった。
試しに一本作って面白かったけど、今の環境ではだめだと痛感した。

ニコニコ動画に影響された①②は、私に現実を突きつけてくれた。

③文章

動画や音楽をいじるとハードディスクの容量が減り続けたので、パソコンへの負荷が大きくない作業をと考えたり、他にも思うところがあって、昨年からnoteを書き始めた。
書くのは好きだけれども私の文章は、人にとって有益でもなければ、センスも疑わしいし、SNSと連携して拡散する積極性も持ち合わせてないので、noteの醍醐味を味わえていないと感じ始め・・モチベーションが駄々下がりし始めた。

④ソーシャルメディア

①②③の流れで、普段あまり利用していなかったYouTubeや各種SNSなどのアプリを使ってみることにしたが、(私が慣れ親しんだ昔のインターネットに比べると)裾野が広がりすぎて無法地帯と感じたので、積極的に関わるのをやめた。
「誰でも発信できる時代」という言葉は使いまわされているが、「誰でも受信できる時代」であることも、頭の片隅に置くべきだ。
犯罪者ともコンタクトできる距離感だったり、人々の内心というか本来即消えるべき発言も残ってしまっていたり、異なるコミュニティーに首を突っ込む危うさが可視化されて、この文化は早く進化するなりして欲しいと思う。

自分が見えてきた!

私は「何者かになりたい」的な情熱は、とうの昔に捨てた40代半ばだが、消費するだけでなく何かを生み出したいとは常々思っている。

①②③を試して気づいたこと。
自分は音楽や動画や作文といった手法の何番煎じにチャレンジするよりも、これから盛り上がりを見せるであろう新しい事柄に取り組みたい、そんな自分を発見した。やってみて良かった。

有限の時間をどう使うか?

これまで様々な局面で現実を見てきて、年齢的にも時間が有限だと思うことが増えてきたので、noteをはじめとした手垢のついた手法はいったん休んで、来るべき日を想像しながら、新しい取り組みを始めたい。



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