US配列キーボード Logitech K380 を購入した直後に別モデルを見つけてしまった話(+K811とK810を購入した話)

ロジクールK380というマルチペアリングできるBluetoothキーボードがあります。

これのJIS配列モデルは所持していますが、私は基本US配列が好き。
しかしながらUS配列モデルは日本未発売。

最近複数台のPCを同時に使用することがあり、マルチペアリングできるUS配列のK380だと効率があがりそうだと感じていました。
「Amazon JPで販売されているけど微妙に高いし、いっそ輸入するかなぁ」と思い検索したところ、某ショップがUS配列モデルをYahoo!ショッピング(PayPayストア)と楽天で販売しているのを見つけました。

その日は偶然PayPay祭りの最終日で、それが理由と思われるPayPayユーザー向けの「最大1500円割引クーポン」も配布されていました(*2020/11/21追記、再度同様のクーポンが配られていました、クーポン配布とPayPay祭りは直接関係ないのかもしれません)。
ということで早速クーポンも使用して購入、最終的な支払額はおおよそ2400円ほどでした(安い)。

届いてわかったのですが、今回購入したものは中華圏向けのモノを輸入したようで、パッケージには英語と中国語が併記されていました。ただしキーボード上にはアルファベットと記号しかないため、キーボード自体はUS/EU圏と同様の仕様だと思われます。

事前にわかっていた上で購入したのですが、個人的にこのキーボードの残念な点は
・キーボードの左下がCtrlキー、その隣がfnキーである
ということです。私はfnキー、Ctrlキーの並びの方が慣れてるから使いやすいのです。
また外付けのキーボードの場合、私の知っている/試した範囲ではAutoHotkey、Karabiner-Elementsなどでfnキーをカスタマイズできません。
(*ノートパソコン(例えばLet's noteやLavieなど)のキーボードだとユーティリティやBIOSでfn/Ctrl入れ替え可能な場合があります、また私の試したMacBookのキーボードだとKarabiner-Elementsでfnキーのカスタマイズが可能でしたが、全モデルで可能なのかはわかりません)

そして。キーボードが届いた"あと"のことです。
「もしかして左下がfnキーのモデルも存在するのではないだろうか」
と思ってしまったのです。

存在しました。

あー…。
数ヶ月前、Mac/iOS向けに新モデルが出てたんですね。

本記事記述時点でAmazon.comでの取り扱いはないようですが、Walmartには在庫がありました。以下の価格は確認時点での情報です。

ホワイトは39.99ドル。ピンクは88.90ドルと高いですが、在庫切れのためにAmazonでいうところのマーケットプレイス(別会社/別個人)からの出品状態になっているようです。

K380が少し珍しいのは
・fnキー+c/v/xがctrlキー+c/v/xとして動作する
という点です。使用頻度が高いショートカットを誤操作しづらくしているんですね。

他fnキーの組み合わせとしては
・fn+tab:プリントスクリーン(がWindows10ならWin+Shift+Sの方が便利)
・fn+CapsLock:スクロールロック
などがあり、更にマニュアルに出ていない組み合わせ(fn+Lでスリープとか)も存在します。

このK380のfnキー挙動で
「fnは基本Ctrlとして振る舞う、ただし特定のキー(例えばファンクションキー)の場合にのみfnとして振る舞うといいのでは」
と思ったんです。これなら「左下fn、Ctrl論争」もほぼ解決できる気がします。

IMEの変換で頻繁に使用するCtrl+T(半角英数)とCtrl+I(全角カタカナ)だけでもfnで代替できればなー、タイプミス減るんだけどなー。

これのソリューションとして
・Google日本語入力を使用、キー設定はMS-IMEを選択
・CapsLock(Aの左)をWindowsならCtrl、macOSならCmdに変更
・macOSではKarabiner-Elements等で Ctrl+TとCtrl+I ↔ Cmd+TとCmd+I に入れ替える(日本語入力中だけ入れ替える挙動にするとベターかも、と思いついたけれど未検証)
としてしました。これで私にとっての頻出操作が統一されて迷うことがほぼなくなりました。


*2024/02/11追記
秋葉原に行ったついでにじゃんぱらに寄ったところ、LogicoolのK811というキーボードが販売されていました。

K811は
・US配列
・マルチペアリング
そして
・キーボードの左下がfnキー、その隣がCtrlキー

https://www.amazon.co.jp/dp/B00B3PJ930
より

という、まさに私が理想としているキーボードでした。

が、K811が発売されたのは2013年2月で、本機は乾電池式ではなく充電式。じゃんぱらにあったのは当然ながら中古品。バッテリーがヘタっている可能性が拭いきれなかったため購入しませんでした。販売価格は2980円(税込)、バッテリーの不安を加味すると微妙な額です。ダメ元で店員さんにバッテリーのことを訊いてみましたが「計測する術がないため詳細はわからない」という返答でした。乾電池式だったら迷わず買えたんだけどな。

K380は2015年9月発売ということで、K380より2年以上前に私が欲しかったキーボードが日本で発売済みだったというお話でした。
(って書きながらやっぱりK811を買うべきだったような気がしてきた)

*2024/02/12(上記追記の翌日)、さらなる追記
「今後K811の現物を確認した上で購入できる確率は非常に低いだろう」
「じゃんぱらで販売されているモノは基本動作確認済み、そして状態がひどい場合は注意書きあり(もしくはジャンク)で販売されるが、今回は注意書きがなかった」
ということで再度じゃんぱらに行ってK811を購入してきました(まさに二度手間)。
店頭で状態を細かく確認したところ、キーボードのテカリがほぼない上に外装に目立つ傷もありません。そこから「ハードに使われていたモノではないだろう」=「バッテリーが極度にヘタっている可能性は低いのでは?」という希望的楽観論から購入に至りました。
ちなみにAliでK810用の交換用バッテリーが販売されているのを見つけたのですが、K811でも使えるのでしょうか?

K811のタイプの感触はかなり好きです。K811は"PerfectStroke™キーシステム"にラインナップされているのでキー押下感が良いのだと思います。

そしてK811(US配列)の現行モデルが「MX Keys Mini for Mac」、K810(JIS配列)の現行モデルが「MX Keys Mini」と言えます。これらもPerfect Stroke搭載機だそうです(K81nと同じ機構なのかは不明)。
↑というMX Keys Miniシリーズのことを今回知りました。つまり
「K380にこだわらなければ私が欲するキーボードは日本で現行品として販売されている」(2024年2月現在)
ということになりました。
でも価格がちょっとお高めです。あと「キーの塗装がはがれやすい」という弱点があるようですが、価格的にこれはちょっとお粗末な気が…保証期間内なら代替の新品を送付してくれるらしいのですが、根本的な対策になっていないと感じます。かなり面倒で保証外になりますが、購入後すぐに全キーをトップコートで塗装するとか?

おまけの余談)
この追記のための検索中に500円で販売されているUS配列(Logitech)のK810を見つけてついでに買ってみたり。中古で状態はそれなり(ゴム足が全部汚い、Hキー/Uキーのテカリ)でしたがダイソーのBluetoothキーボードより安かった。日本で正式販売されなかったモデルだから微レア?
あと上記で購入したUS配列のK380、飲み物をこぼしてスペースキーが反応しなくなってしまいました。もったいないことをしました。

【了】


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