株価サイクルの天井と大底を予想する方法~②お金の仕組み編~
①→概要編
②→お金の仕組み編
③→信用創造とクレジットサイクル編
④→サイクル判断編(完結)
株価サイクルの天井と大底を予想する方法、②は「お金の仕組み編」です。
株価サイクルを予想するのに何故お金の仕組みの話が必要なのか?
実はこの仕組みが最も重要であり、これを理解出来ればその後の話も8割理解したも同然だからです。
そこでいきなりですが、皆さんに質問です。
世の中のお金はどの瞬間に増えるでしょうか?そしてそもそもお金とは何でしょうか?(出来れば自分なりの答えを考えてから↓を読んでください。)
例えばある時点でモノ・サービスとお金が上手く回っている経済があるとします。
上手く回っているとはつまり、給料とモノの値段のバランスがちょうど良く、問題なく生活でき、適度に貯金が出来る程度です。
この状態から、皆で豊かになろう=金持ちになろうとするためには、皆で頑張って働くことが正しいですよね。しかしそれだけだと、こうなります。
頑張って働いた分、モノ・サービスがたくさん増えました。しかしお金は増えていません。
我々はモノ・サービスを生産することは出来ても、お金を作ることは出来ないのです。(偽札を作ると逮捕されるので注意)
経済的な取引はお金とモノ・サービスを交換するだけなので、お金の所有者が移転するだけでお金の総量を増やすことは出来ませんよね。
だから皆で頑張って働いても、モノ・サービス持ちにはなれても、皆が金持ちにはなれないのです。
こうなると、どう考えてもお金の総量に対して作りすぎたモノ・サービスは売れ残ってしまいます。
お金の総量が足りないので給料を増やすことは出来ないですから、上図だと物価を3分の1にまで値下げすればようやく経済がうまく回り始めるかと思われます(デフレ)。
しかし、現実としてお金の総量は増えているのです!
だから経済はちゃんと回っているんですね。
マネーストックM2(※流通しているお金(現金+預金)の総量を表す。)
このお金は一体誰が?いつどの瞬間に?作っているのか?そして誰が最初にそれを受け取って経済に流通しているのでしょうか?(再度、出来れば自分なりの答えを考えてから↓を読んでください。)
今回はこの疑問について解説します。
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