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夢の中の君

夢の中。 ーーーーーーーーーーーーー 私は帰ろうと、駅の一階ホームに降りるエレベーターに乗った。 ドアが開いた瞬間、そこには酔っぱらって顔を赤くしてつま楊枝をくわえた、大学一、二年生くらいの君が立っていた。 子犬みたいになんだか可愛くて、会った瞬間に、思いのまま抱きしめてしまった。 ぎゅっと抱きしめながら、そのまま彼の向かう二階ホームへエスカレーターは上がっていった。 彼はきっと酔っぱらっていたから、そのときのことは良くわかっていなかっただろう。 電車は西からカーブにそってき

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