#3 『ピーターリンチの株で勝つ』避けるべき株

前回は、投資対象先の見つけ方で気づいた点を投稿させて頂きましたが、本日は、投資対象として避ける株について、私が一番印象に残った言葉をシェアします。

多悪化の会社を避ける

この言葉を聞いて最初に感じた事は、「多角化」と「多悪化」の違いは、何を基準に分けるのだろう!?と疑問に思いました。残念ながら、答えは見つかってないです... 

ただ、企業が事業の業績(売上・利益)を伸ばす為に、新規事業を開発する、もしくは中期経営計画で株主に、企業が新たな活動にチャレンジしている事を示す為に、新規事業を検討し、推進するといった、本業を疎かにして新しい事にチャレンジするのは結果的に何もうまくいかないな、と強く思います。

この点は、私の仕事内容を振り返ると共通している点があり、各四半期に設定した目標とは関係ない面白そうな仕事があり仕事を引き受けた場合、結果的に当初やるべき事も、後から引き受けた仕事も、両方ともうまくいきません。但し、一方で、ごく少数ですが、両方ともうまくこなす社員もいます。

ここで考えないといけないのは、「どの社員が両方とも成果を上げる事が出来、どの社員が私みたいに両方ともしくじるのか?」を判断する事が出来るのか?まして、両方出来る人は全体のパイの中では少数派である。

一緒に何年も仕事を重ねてきている同僚であれば、ある程度高い確率で判断出来る自信があります。ただ、投資の世界ではどうでしょうか?

腹をわってお話したこともない赤の他人が経営している会社、ましてそこの会社の文化、社員の事は深くは知らない。(特に個人投資家は)。この様な状況化では、判断出来る自信がありません。判断出来たとしても、根拠のない判断=博打だと思います。

という事は、

多角化をしている会社は、成功するかもしれないし、成功しないかもしれなが、成功する可能性はかなり低い。更に、個人投資家としては判断する為の材料が少なすぎ、多角化の会社にはとびつくのは博打と同じ事になると感じました。


計3回の『ピーターリンチの株で勝つ』のまとめ

機関投資家とは違う土俵で戦う

自分の知っている事を活用する

多悪化の会社を避ける

名著で有名ですが、読まれた事が無い方は読んでみて下さい。

Have a good day!!

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