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【新作映画】レビュー

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シン・搾 (取) 映画ッ!!☆
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記事一覧

『ゴジラxコング 新たなる帝国』(2024)【新作映画】

問答無用の怪獣プロレス推しなので、楽しかった。 ブレーンバスターとか最高やな!♪ 昭和の東宝ゴジラも、こんなんがやりたかったんじゃないの? 怪獣王ゴジラが良い様に利用されてる感があるけど、 それは当然か。スーパーチャージなバカ担当だから(笑) このモンスターバースは、コングの知能レベルの高さ 有りきで成り立ってるシリーズだよね。 アメリカ映画なんだから、東宝版に忖度なんぞせず、 思う存分カネをブチ込んで好きに作ってほしい派。☆ 戦う相手の強敵感が今一つだったけど、現時点

『プリシラ』(2023)【新作映画】

本作の鑑賞動機は、ただひとつ。 “たったひとつだけ”だった。 それは…… ―――マイク・ストーン!!☆そう! エヴァン・アニゼットが演じるという、彼の描写だ。 マイク・ストーンが、如何なるテクニックを駆使して、 エルヴィス・プレスリーの妻、プリシラを寝取ったか…? 注視すべきは、ただその一点“のみ”であった。 「マイク・ストーンって、誰?」 …などと、万死に値しよう痴愚の極みを発する バチ当たりな輩は、まさか存在すまいな…?? ブルース・リーやチャック・ノリスらとも交友

『オッペンハイマー』(2023)【新作映画】

第96回アカデミー賞で主演男優賞をもぎ取った、 キリやんの眼ヂカラ。☆ 見るからに浮いてるとか、狂気に走ったりとか、 あんまり尖ったキャラは見当たらないね。 並み居る名優の存在感だけでも成り立ってる。 あくまでアメリカ映画だったかなと。でもまぁ 「戦争を終わらせるには爆弾を落とすしかないんだ!」 などと言い切ってた、'50年代のSF映画とかに比べたら 随分と認識の変化を経て来た様に思う。 【映画レビュー】記事一覧(リンク)

『インフィニティ・プール』(2023)【新作映画】

…いいかい?アレク。君はあの、ヴィゴ・モーテンセンを 超える“変態王”となるんだ。 スカルスガルドの血統・系譜を継ぐ君なら、それが可能だ。 ―――いや!この私が、必ずやそうしてみせるぞ…! フハハハハハハ!!! …とまぁ、そんなやり取りが有ったかどうかはさて置き、 “クローネンバーグ×スカルスガルド”の交配という 最高のシチュでお送りされた変態ショーの開幕に、 ヨダレではない何かが糸を引く事はもはや超絶不可避。 だがしかし…真のセンターは、やはりミア・ゴス! 過激な肉食女

『DOGMAN ドッグマン』(2023)【新作映画】

ドラァグクィーン人生悲喜交々とくれば、もう 無条件で素晴らしい。♪ 「自分は神を信じているが、神は自分を 信じてくれているのだろうか…?」 コンプラ厳しいこの2020年代に、名演を見せてくれた ワンちゃん達に拍手だね。☆ スリムなアフガンが、牢屋の柵の間をスゥーッと すり抜けるのとか、色々と良過ぎる♪ 『ドーベルマン・ギャング』(1972)と 『未確認生命体 MAX』(1993)、あと 『ベンジー』(1974)も観よう!!(笑) 【映画レビュー】記事一覧(リンク)

『PERFECT DAYS』(2023)【新作映画】

ルーティーンだけど、決してバンクではないぞ。 女にモテる、渋いオヤジになりたいか? だったら、渋谷の公衆トイレ全てを清掃して回れ。 現れる女性、女性、女性から、 ハグだのキスだの贔屓だの熱い視線(?)だのと 入れ喰い状態だぞ!ぶはははは♪ いやぁ良かったね、役所広司。 『シャブ極道』の次くらいに好きかも♪(嘘w) 『キツツキと雨』の林業士もそうだったけど、 黙々とプロの仕事をこなす姿がカッコイイ。 ただし今回はマジボケじゃなくて、マジホロ(?)。 「広司×友和」!!交

『仮面ライダー555(ファイズ)20th パラダイス・リゲインド』(2024)【新作映画】

なかなか楽しかった。♪ 良くある、「主人公に何があった?」系スタート。 ―――草加?北崎? 死んだはずのキャラがしれっと登場。 脚本の破綻も厭わぬ、何でもアリの凄いヤツ!? …かと思っていたが、違うぞ!! うん、多分な。☆ 「政府により企業再生されたスマートブレイン社」? あんなヤバそうな組織を編成する政府の黒幕だったら、 オルフェノク殲滅とかせずに、逆にそのチカラを利用して 世界を牛耳ろうとか考えないのかな。 とにかく北崎がカッコイイ。♪ 北崎を愛でる作品としてもオ

『理想郷』(2022)【新作映画】

おっ?ジャン・レノ、えらい肥え様じゃねぇか…! 刮目せよ!コレが、“レノ・アプローチ”だッ!! (←違) 意味不明な戯言をほざく余所者のフランス野郎に、 俺達モーガン・ブラザーズ(笑)が、 田舎の流儀ってヤツを、篤と叩き込んでやるぜ! その身に掛かる惨劇をもってな…!☆ ビキビキボディの兄!ハゲ&ライフル魔の弟! 俺達最強のバッテリーが、ヤツの“科学ノーホー”とやらを 完膚なきまでに滅殺だッ! フランス訛りの余所者に、鉛をブチ込んでやったぜヘイ!!♪ カメラ?隠し撮り?

『ゴジラ-1.0』(2023)【新作映画】

時は1947年。敗戦直後の混乱・復興期に、ゴジラ出現! …オキシジェンデストロイヤー? …Gフォース? …ヤシオリ作戦? ―――そんなモノは、一切無いッ!!☆ 科学力も物資も乏しい戦後混乱期というシチュが、 あらゆる意味で良い。この時代で出来る事は限られてくる。 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の1作目や3作目の様な、 逆境下の高揚! さらに… 「ソ連を刺激する」という理由で、米軍は出撃できない。 自衛隊はまだ存在しない。 海上保安庁の巡視船は非武装に等しい。 …ど

『ヨーロッパ新世紀』(2022)【新作映画】

男らしく生きたいか? だったら、本作の主人公・マティアスを目指せ! ライフルを背に携え、バイクを駆って冬の山林を疾走する ベアハンター・マティアスの勇姿に、痺れろッ!憧れろッ! 付いて行けッ! そして、共に地獄へと堕ちるのだ…!!☆ ―――炸裂!!ジプシー・ヘッドバット!!!冒頭からの衝撃。もう、ガッチリ鷲掴みだ。♪ コイツは“危険な男”だという事が、一瞬で理解できる 見事な導入に、もはや期待は抑えられない。 ←←←あの瞬間! 喰らった相手の頭蓋骨は、ガラスの如く粉々に

『福田村事件』(2023)【新作映画】

微力ながら、クラウドファンディング支援させて頂きました。 「エンタメだと思って観に来て下さい。 そんなに堅苦しい映画じゃないですから」 と、ラジオ番組で森達也監督はおっしゃってましたが… …硬直。閉口。ズゥ~ンとくるヤツでした。 生々しい流血。ズルズルと引きずられる死体…! 「お前はデモクラシィに見捨てられたんだ」 関東大震災の発生年であると共に、 水平社宣言の翌年という側面も。 (香川県地方にはまだ支部が出来てなかったらしいけど) なんかキャスティング見ると『菊と

『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』 (2022)【新作映画】

デヴィッド・クローネンバーグ監督作は全て(21本)観てたけど、 映画館で観たのは『ザ・フライ』以来だった。 『クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立』 (1970)の原題 “Crime of the Future”から、今回は複数形の “Crimes of the Future”になったので、ひょっとして… 「―――今度は戦争だ!!」 …なのか!?と思った。『エイリアン2』みたいに。☆ 全世界を巻き込んだ、臓器パニックが巻き起こるのか? 世界中で、街行く人々の

『マッド・ハイジ』(2022)【新作映画】

“時計の国”での遅刻は、“死”を意味する…!☆ ファシズム! 女囚! 女相撲! 仙人! グラディエイター! チーズゾンビ! CGなどではない、雄大なアルプスの山岳風景が、 チープになりがちなゴア作品の質を見事に底上げ。♪ 仙人(妖精?)の修行で戦士となり、 不敵な笑みで殺りまくるハイジ! 足めっちゃ上がるなぁ~と思ったら、 テコンドー有段者だったか。☆ 悪の博士が、福山雅治に見えて仕方なかった(笑) 頭カラッポにして観るべき娯楽作だが、 観終わっても何も残らずカラッ

『劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 後編』(2023)【新作映画】

いやぁ~、どこの宗教映画かと。(笑) 「セーラー ヘヴィメタルパピヨン」!!☆ ←このイカす名前だけでブチ上がるね。♪ 「月の光に導かれ 何度も巡り会う」…のは、 愛する人や大切な仲間だけではない、って事やね。 あんだけの超絶インフレ飛び道具バトルな 最強セーラー戦士決定戦で、いきなり肉弾戦に転じ マウント取って首絞めにくるギャラクシア様が熱い! 思わす拳を握り締めたぞ。☆ うさの眼前で、生み出したゴーレムまもちゃんに 体中キスをさせるギャラクシア様。♪ 顔に!そし