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【この映画に注目!】レビュー

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忘れようとしても思い出せない。☆
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2023年12月の記事一覧

『月世界征服』(1950)【この映画に注目!】

―――月面戦隊、爆誕!!☆(笑)赤 = バーンズ(事業家) 黄 = セイヤー(将軍) 青 = カーグレイブス(博士) 緑 = スウィーニー(無線技師) 『月世界旅行』(1902)、『月世界の女』(1929)ときて、 ようやく現実味を帯びてきた、月世界描写。 この時点で、ボストーク1号から10年以上前だけど、 人類がまだ見ぬ青い地球の姿が映し出され、 宇宙へのロマンを掻き立ててくれる。 「戦争は始まっている。我々も手を打たねば…!」 月面で、最初にミサイル基地を配備した

『激殺!邪道拳』(1977)【この映画に注目!】

―――山下タダシ vs ボロやん! ―――千葉真一 vs 鹿村泰祥! 電気責め + 薬物中毒が生み出した、 電光石火の拳が唸りを上げる!! …ぐっはぁ、何じゃこの濃いィさは…!? 『殺人拳』や『地獄拳』程度で喜んで 満足していた自分が恥ずかしい。☆ 稲妻の如き必殺拳を体得すべく、千葉は 『ロッキー・ホラー・ショー』のフルター博士みたいな ボンテージに身を包み、全身に強力な電流をビリビリ流して、 「―――ハッ、シッ、シッ! フシュ!フシュ!フシューッ!!」と自虐の苦痛に

『トンデモホラーシリーズ あっ!お皿に首が乗っている!』(2007)【この映画に注目!】

原作は、いばら美喜先生の『みな殺し』!!☆ この60年以上も前の作品がもう、大好きで大好きで…!♪ でも、著作権が無いのをいい事にノンクレジットってのは、 いささか敬意を欠いてるよねぇ…。 設定は大幅に変更。…というか、ほぼ原形を留めていない。 たとえば、時代は昭和前半(?)、舞台は静かな村だったのが、 本作は、現代の都会の片隅に置き換えられている。 それでも、 「鉄の皿はまたもとに戻る……ムダがない」 とか、原作の言い回しやテイストが 活かされているのがイイ!♪

『マルケスの秘密』(1922)【この映画に注目!】

世界最古の長編アニメーション映画 『アクメッド王子の冒険』の作者として知られる、 ロッテ・ライニガー制作の影絵アニメーション。 田園の道で出会った、美しいお嬢様。 雪のような白い肌に、すっかり虜になってしまう青年。 彼女の屋敷を訪ね、バルコニーの下で 愛の調べを奏で、歌を捧げます。 今日もスキンケアに勤しむ、お嬢様。 美しいお肌の、その秘密は… …あら?歌に誘われ、バルコニーに出ると あの青年が。 「おぉ、美しい人よ。貴女は何故それほどまでに、 白く美しいのですか…?

『茶目子の一日』(1931)【この映画に注目!】

―――令和の若者よ、これが 昭和ヒトケタ浪漫だッ!! 進撃の太陽。 篭から飛び出し、お婆さんを助ける納豆。 エイトマンの様に着替える茶目子。 ライオンはみがきでライオンの歯を磨いてやる茶目子。(笑) そして、しゃべって手招きする、超メガ盛りの御飯茶碗…! アキバの定食屋『あだち』さんの二升盛りを はるかに上回っているぞ。☆ ハイライトは、いきなり登場する 人見絹枝さん!(本人映像) 一瞬何が起こったのか判らずビックリしたけど、 当時お亡くなりになった直後だったのね。

『塙凹内名刀之巻(なまくら刀)』(1917)【この映画に注目!】

現存する、日本最古のアニメーション。 大正6年。 公開100周年となる2017年に更新された、 最新発掘復元版より。 古物商「なまくらや」で、一振りの刀を 品定めする侍。 その最中に思わず手を切ってしまい、 刀身に血が滴り…。 ―――それは、呪われし妖刀だったのだ。 どうやら、血を吸う事により覚醒したらしい。 刀を四両で手に入れた、その帰路。 …ひとりでに鞘から抜け、空中を浮遊し、 侍の手の中に収まる妖刀! そして狂気に歪んでゆく、侍の表情…! 妖刀に魅入られた侍は、

『スティール・ドーン/太陽の戦士』(1987)【この映画に注目!】

強くなりたいか…?だったら、まずは三点倒立だっ! 『ゴースト』のパトリック・スウェイジ主演の世紀末モノ。 強い日差しのせいか、ずっとシカメっ面だったんで、 伊原剛志や照英にしか見えなかったぞ(笑) 【登場人物】 ◆ノマド 元戦士。師に代わり、メリディアンの警護に就く。 ◆コード ノマドの師匠。ショーに殺される。 ◆カーシャ メリディアンの指導者。未亡人。 ◆ジャックス カーシャの息子。ノマドの様な戦士になりたい。 ◆ダムニル 悪の統率者。メリディアンの水源を狙う

『皆殺しの挽歌』(1987)【この映画に注目!】

頭の悪そうな凄まじい火薬量でゴリ押しする、最高なヤツ!☆ 「挽歌」?「バカ」の間違いだろ(笑) 帰還兵で企業社長の主人公、クリストファ・ミッチャムが、 悪のボスである俺達のマイク・アボットに邪魔者と判断され、 妻子を惨殺される。 怒りに燃えた主人公の復讐劇、いざ開幕!! 最凶の名を欲しいままに、悪の道を突き進む、 俺達のマイク・アボット。 「俺の恐ろしさを思い知らせてやる…!」 無能な部下たちを会議の席上で次々と撃ち殺しては、 後任を補充してゆく。 SEXの真っ最中