【法律_刑法】 責任(有責性)とは

責任とは?

構成要件に該当し、違法な行為をなした行為者を非難しうること、とさてれいる。
非難可能性ともいう。

いかに違法な行為を行ったとしても、
その行為者を非難できなければ犯罪は成立せず、無罪になる。
これは、「責任なければ刑罰なし」という近代刑法の大原則の一つである責任主義の考え方だ。



心理的責任論と規範的責任論


心理的責任論

責任の実体を行為者の心理的関係と理解し、
責任能力を前提とした上で、
心理的な犯罪事実の表像ないし意欲を要素とする故意、
その可能性を要素とする過失とされた。

規範的責任論

責任能力はその前提ではなく要素であり、
適法行為の期待可能性も考慮する。

適法行為の期待可能性:行為の際に、具体的事情に鑑みて、
行為者にその犯罪をさけて他の適法行為に出ることを
期待できたかということ。

責任の要素

◯責任能力
◯責任故意・過失
◯期待可能性

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