小説が進まないときは「とにかく書け」ということ
先日、こんな生放送を見ました。
「これからのウェブと創作」というハッシュタグの通り、3人の小説家の方が対談形式で「ウェブを使った創作の場はこれからどうなっていくのか?」「どうやってウェブという場を使っているか」をお話されています。
率直な感想は「創作家たちの雑談、面白い!!!!!!!」
実際に同人活動もされているそうで、プロアマチュア関係なしに参考になるエピソードが飛び出します。
プロの方の書き方とか、心掛けとか、気をつけていることとか、書けないときの対処法とか、そういうの知りたいよね。
アーカイブが無料公開されていますのでぜひご覧ください。
こんなに推すのは、私が放送の回し者というわけではなくて、何気なくツイートしたのを拾ってもらえたのがめっちゃ嬉しかったからです。それがこれ。
面白いアイデアを思いつく力、そして作品にできる力。
小説のネタの話で、さすがプロの作家さんはパワーが違うなあと思った感想兼質問兼愚痴でした。
まさか拾ってもらえるとは思わなくて心臓飛び出しそうになった。
「それ自信の問題だから、書いちゃえばいいよ」
言ってもらえた瞬間、目の前が明るくなりました。
ああ、そうだったんだ。がんじがらめになって、もがくことしかできなかった闇の中に一筋の光明が見えました。
面白いアイデアが思いつかない――という悩みは、自分の文才のなさに気づいてからずっと脳裏にありました。
このことについて悩み始めた理由は2つ。
1つは、小説の通信講座で小説はテーマで決まると学んだこと。
新人賞向けの講座だったので、「新人賞をとるためには」という前置きがつきます。が、賞を射止めた小説は確かに面白い。
賞を取れるか否かはテーマでほぼ分かる(らしい)というのもあって、テーマ設定に力を入れろということでした。
2つは、私が同人活動している「百合」というジャンルで大きなWeb小説コンテストが開かれたことです。
3000を超す短編小説のなかから選考を通過した作品は、どれも確かな筆力で輝くアイデアが描かれています。最終局面でのどんでん返しや予測のつかない展開は本当に面白くて、「こんなのどうやって思いつくんだ」と舌を巻くしかありませんでした。
なので、ネタを思いついていざ書こうとすると「テーマ設定の時点で面白くないんじゃないか」「あのレベルには届かないんじゃないか」と筆が止まっていました。
昨年秋に長編を書き上げてから、新しいものを書き始めては筆が止まり…を何度か繰り返しています。
みんな、直せば直すほど小説は良くなる。誰も一発で上手くは書けないんだから、何度も直せばいい。書いているうちにストーリーが変わってきて、予想もつかない展開になっていくこともある。それが楽しい。とにかく書いて、いっぱい直そう。
まだまだ執筆経験の少ないアマチュア風情が、「面白い小説になりそうなテーマ」を見分けられるわけがない。
でも、書いたものを直して直して、良くしていくことならたぶん、できる。
テーマを見つけて第一稿を書いたところが小説のゴールじゃない。
そう思えたとき、Twitterで見かけて心の片隅にあった「一番でなくてもやる価値は山ほどある」という言葉がすっと胸に降りてきました。
そんなわけで、書くところをスタートに、直しまくってみることにします。
勝負は直しからが本番。とにかく完結させることを目標に。
完成したら同人誌なりカクヨムに上げるつもりですが、書きかけのものとか息抜きの文章をアップしたくなったらnoteに投げようと思います。
生放送聞けて本当に良かったです。
小説、読みます!
生放送の出演者さん2人が男性で、食べたらどんな味がしそうって話題になってたのめっちゃ面白かったです。
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