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【長期予想】ChainLINKのチャート考察。今秋~来年初頭にかけて$100前後まで上昇の可能性(6/1更新)

本記事では、ChainLINKの長期チャート考察を行ってみる。これまでの記事でもChainLINKの紹介は何度がしているが、細かいチャートまでは見れていなかったので、一度記事として取り扱ってみようと思う。

まず、前提として本記事は短期考察(数時間~数日)レベルではなく、数か月から半年以上を見越した考察であることを理解の上読んで欲しい。また、ビットコインがこれから中長期でバブル相場に突入することも前提であることを忘れないで欲しい(個人的にビットコインが崩壊する可能性は限りなく低いとは思っているが…)。

ではまず早速ChainLINKの長期チャートを見ていきたいが、その前にビットコインの長期チャートを見ながら今回の仮想通貨市場の相場感を読んでいこうと思う。

■ビットコインの半減期神話について

ビットコインは、半減期を迎えた翌年に最高値を迎えるという半減期神話は多くの投資家が知っていることだろう。実際にチャートを見てみると、確かにアノマリー通りになっているが、今回もそうなるかどうかはわからない。個人的には、翌年という部分を前提にはおかず、あくまでも過去チャートを参考に天井時期を考察すべきだと考える。

BTC/USD長期チャート。白点線が半減期、青線がブル相場天井

半減期時期とブル相場天井の相関性については、過去の相場では半減期を迎えて概ね500日~700日前後に天井を迎えていることがわかる。今回もその流れを汲むのであれば、2025年の夏~秋ごろに天井を迎えることになるが、半減期を迎えた価格帯が過去の歴史とは異なっている点に留意したい。

2012年の半減期は、ビットコインは底値圏の価格帯にいた
2016年の半減期は、高値圏だが最高値更新手前
2020年の半減期は、どちらとも言えない中間帯
2024年の半減期は、最高値更新後の高値圏

要するに、今年の半減期はビットコインが過去と比べてかなりの高値圏にいた時期に迎えたことになる。これについては色んな投資家が話題にしていたが、暗黙の了解であった最高値更新は半減期後に起こるという説が当てはまらなかったこと、そして今回の相場は過去よりも相場のサイクルが早まっている可能性があることを意味する。よって、今回の相場に限っては季節性アノマリーは強い根拠にしにくいかもしれない。

■上昇トレンドの横軸から考察

では次に、過去のブル相場が続いた時間、すなわち上昇トレンドの横軸から考えてみる。

BTC/USD月足チャート

天井圏を赤ボックスで囲ってみた。前回はダブルトップでそれ以前はディセンディングトライアングルを描いている。それぞれのネックラインの水平線を割れたタイミングを底だとすると、天井までおよそ1030日前後の時間が上昇トレンドだと認識できる。今回も同じくらい上昇相場が続くのであれば、2025年の4月ごろが天井時期になるかもしれない。

この節は一つの目安として可能性がありそうだ。

もう一つの見方として、底値→天井への時間軸も考察してみる。

だたしこの考察は、2020年のブル相場で2つ天井を形成したため、どちらをトップと捉えるかが難しい。ダブルトップの一つ目の山を天井だと認識するならば、これまでの底値から天井までの所要日数はおよそ820日前後。今回で言うと、2025年の3月が天井時期と言えるだろう。

よって、上昇トレンドの横軸的観点から考えると、今回の天井時期は2025年の早春ぐらいが一つの目安となるかもしれない。

■最高値更新からの所要日数

個人的には今から述べる最高値更新からの所要日数を考える説を一番推したい。こちらの方が横軸と縦軸(値位置)を両方考えられるので、参考になると思っている。

BTC/USD長期月足チャート

青縦軸は最高値更新時期で、横軸バーは最高値更新からバブル天井を付けた時期を示す。過去の相場を見る感じ、概ね200日~330日前後で、開きはあるものの1年未満であることは確かだ。

2020年のダブルトップについては、一回目の天井をバブル天井と捉えるなら181日で、二回目の天井をバブル天井と考えるなら334日となる。

最短で約180日、最長で約330日と考えるなら、今回のバブル天井は2024年9月~2025年2月ごろに値する。間を取ればだいたい秋が深まる頃~年明け辺りだと考える。

■結論

ビットコインのバブル天井時期については、色々な見方で考察できるが、最も楽観的で2025年の春ごろで、悲観的だと今年の秋ごろだと推察できる。

正直、お金のことなので少し悲観的に捉えた方が心の安寧には良いので、個人的には今年の秋~冬ぐらいに天井を形成するかもしれないな、ぐらいに捉えており、そのころにはファンダメンタルズや巨大な下落を示唆するチャートパターンを意識したい。

実際には天井はダブルトップや三尊みたいなチャートを描いてくるだろうから、案外数か月ぐらいレンジを組む可能性があるかもしれない。なので、天井はいつ?という考え方より天井時期(天井チャート)はいつ?という考えでいる。

※狭い範囲で天井時期を予想せず、ある程度広い範囲で時期を想定した方が立ち回りしやすい

■天井の価格帯について

次にビットコインは今回のバブルでどれくらい価格が上がるかについて考察してみる。ビットコインは毎回のバブルで上昇幅が小さくなってきているので、今回のバブルも値幅はかなり小さくなってくるだろうと考えている。

過去のバブル最高値を結んだ曲線を描いて天井圏を予測してみよう。

天井を迎える時期にもよるが、仮に今年の秋~来年初頭にかけてだと想定すると、およそ13万ドル~14万ドル後半付近だと思われる。

■まとめ

今までのことをまとめると

・バブルは最長で2025年春まで続く可能性があり、最短でも今年の秋までは継続するだろう
・ビットコインの最高値は13万ドル~14万ドル後半を記録するだろう

ということ。今年はアメリカ大統領選挙もあるし、候補のバイデンもトランプも仮想通貨に肯定的(特にトランプ)なので、選挙時期の11月までは少なくともバブルは継続するはずだ。それ以降についても続く可能性は十分あるものの、年末~年始の時期になればそろそろ天井かもな…を意識して立ち回ろうと思っている。

■ChainLINKの長期チャート考察

ここまで長らくビットコインの解説を行ってきたが、ようやく本題のChainLINKに話を戻す。

●ChainLINKの天井時期について

まずはChainLINKとビットコインの長期チャート比較から天井時期を考察してみる。

過去のバブル天井を付けた時期は、多少の誤差はあるもののほぼ一致している。よって、今回ChainLINKが天井を付ける時期もほぼ同じタイミングで、今年秋~来年春先にかけてぐらいを意識したいと思っている。

厳密には、ChainLINK単体のチャートを考察すると、底値から最高値までの所要日数は過去のデータだと300日後半~400日前後なので、今回も同様なら概ね11月~12月頃が一つの目安となるだろう。これはビットコインの天井予想時期とほぼ一致する。

LINK/USD長期チャート

●底固め相場の考察

以下の画像を見て欲しい。それぞれのバブル時期の底値圏での推移を見て欲しいが、過去のケースだと天井圏からの急落後、ダブルボトムを形成し、水平抵抗を明確にしてからブレイクすることでブル相場に至っていることがわかるだろうか。

ただし、今回は少し事情が異なり、底値圏でのチャートパターンを形成していないように見える。赤ボックスでハイライトした部分が底値圏だが、逆三尊にもダブルボトムにも見えないボックス相場を1年半程度描いており、これまでにない規模での底固め相場となっていた。

個人的にこの底固めは決して悪いようには思えない。なぜなら、底固め相場が長ければ長いほどより大きなスケール感でのチャートパターンを形成するし、長期トレンドに向けた十分な準備期間を経た結果だと考えているからだ。ビットコインもイーサリアムも、これだけ強いトレンドを形成しているのは、やはり底値圏での数百日にも渡るレンジ相場を築いていたからに他ならない。

また、ChainLINKはそれぞれのバブル期間でしっかりと前回高値をサポートに転換している点も強いアルトコインの特徴だと思う。

ビットコインやイーサリアムを代表とする強い銘柄の多くは前回最高値をサポートに転換するか、もしくはそれすら割れずに底固めをしているものが多い。ChainLINKも同様に、最高値更新&サポートを守っているので、大型アルトの中でかなり信頼できるようなチャートを長期で描いているように感じる。

プライスアクションという観点からも底固め相場はかなり良い形を描いている。以下はChainLINKの半年足だが、赤ボックスで囲ったローソク足を見て欲しい。

半年足レベルで上髭ピンバーを2本形成している。通常、上髭ピンバーは売りを示唆するローソク足だが、この2本のローソク足は逆に上昇に寄与するローソク足になってしまった。これは、上髭ピンバーはパッと見でトレンド転換を意味するのだが、それは天井圏で出現すればの話。底値圏で出現する場合、基本的に上昇に寄与しやすいのだ。なぜなら、上髭ピンバーを見てスイングでショートを入れる投資家のポジションが燃料となって上昇しやすいうえ、何よりも上髭ピンバーの内部構造はダブルボトムだからだ。

上髭ピンバーの内部構造のイメージ

ローソク足は上位足になるほど、多くの投資家が意識するので信頼性が高くなりやすい。逆に言えば、反対方向に価格が推移した時には燃料になりやすい。今回で言うと、基本的に下落を示唆するピンバーが次の足で大陽線で確定したために結果として上昇に寄与してしまったケースとして考えられる。

●チャートパターンの考察

そして肝心のチャートパターンだが、これまで何度も主張しているように、カップアンドハンドルを描いている。カップアンドハンドルについては各自で調べて欲しいが、ざっくり以下のようなチャートパターンだ。

本質的には逆三尊みたいな感じだが、ChainLINKはカップアンドハンドルをおよそ3年という規模感で形成している。チャートパターンはその規模感が大きければ大きいほど、信頼性が高くかつ値幅も狙えるため、もしカップアンドハンドルが機能するのであればかなりの上昇が期待できそうだ。

カップアンドハンドルは、右肩において、カップの底から取っ手部分と同じ距離が取っ手から狙えるセオリーがあるので(難しいので以下の図で説明する)、今回で言うとひとまずは50ドル付近は固いと思う。

カップアンドハンドル。赤い楕円部分は同じサイズ感になる

中期ではひとまず50ドル付近、これはChainLINKの最高値付近が一つの天井目安だが、自分は50ドルは突破すると予想している。

これは、先ほどから伝えているように底値圏で描いてるチャートパターンがこれまでと違い、明らかに大きなスケールで上昇を示唆するチャートを描いているからだ。よって、これまでの相場以上に強気で最高値更新を目指せると考えている。

●ChainLINKの天井価格についての考察

ではChainLINKはどこまで価格を伸ばせるのか?これについては投資家の中で100ドル~200ドル付近で価格が割れているように思えるが、私は90~100ドル付近を見ている。

これは、以下の画像で示すように、6年前から意識されてきた斜めのトレンドラインが機能する水準だ。

今年の秋~来年初頭を天井時期だとすると、トレンドラインと交差する水準は概ね90~100ドル前後。もしかしたらトレンドラインを突破して100ドルを大きく超える可能性もあるかもしれないが、少し悲観的に見るぐらいがちょうどいいかもしれない。

●ChainLINKの中期考察

これまでで、ひとまずChainLINKの天井時期と天井価格について触れてきたが、次に月足レベルの中期考察に移ろうと思う。

現在の月足は前回陰線足にインサイドする形で推移している。

正直、前回足をアウトサイドする形で陽線が確定するかどうかはかなり大きいと思ってる。もしインサイドして確定するのであれば、前回足の売りに対して買いが弱含みしている認識なので、月足レベルでは13~19ドル(陰線月足実体の価格帯)のレンジ内にいるという印象が強くなる。一方で、もしアウトサイドする形になれば(19.1より上で確定)、レンジを抜け出して上値を目指せそうな印象が強くなる。

よって、今月足の確定はかなり重要だと思う。6月も大陽線になるかどうかは、残り1日強しかない5月足に委ねられている。

そして、来月は半年足も確定する時期だ。半年足については19ドルより上は過去一度も実体ベースで上抜けたことはない、いわゆる実体レジスタンス。もし仮に、来月も陽線になり19ドルより上で確定できるのであれば、年末に向けてかなり強気相場に移る可能性が高くなってくる。

まぁ、個人的な感覚だと、今の価格が18~19ドル付近で推移しているのを見ると来月もなんだかんだで上を目指せそうな気がする。例えもし仮に今月足がインサイドしてもまぁまぁ強気だけど、アウトサイドして確定すればもっと強気になれる予感。

短期足を見ても、昨年末から意識されていた16~17付近の水平を直近では日足実体でブレイクしているし、中期レベルで流れが変わったように見える

上図の青ボックスが下落トレンドだとすると、5/14を境にトレ転した印象が強い(明らかに日足レベルで大陽線が目立っている)。なので、月足確定位置に関わらず、基本的に6月も陽線で確定しそうだ。

※もし5月足がインサイドして確定なら6月初めに下に振ってくる動きがあり、少しレンジを組むのも視野に入れたい。アウトサイドなら下に振って来てもすぐに買い戻される展開になるだろう。

■おわりに

以上で、ChainLINKの考察記事は終了となる。今後の考察については、また天井時期が来るか、大きな動きがあった際に記事にしようと思う。

※以下、6/1更新分
5月の月足が確定したのでちょろっとその話もしようと思う。5月の月足は残念ながら前回足にインサイドする形で確定した。

上昇トレンド中の月足大陰線に対するインサイドなので、月足からは一定のレンジ相場を示唆する可能性を読み取れる。とはいえ、陽線のサイズ感もかなり大きいので、中長期で上昇トレンド継続という目線を変えるほどではない。

レンジ相場の可能性とはどういうことか、それは

・4月の大陰線を価格上下限とするレンジ
・6月序盤で少し落としてきてからの上昇トレンドの開始

の2パターン。前者については(後で見ていくが)下位足の形成プロセスが良いので、流石に12~13ドル付近まで落としてくる可能性は低いと思うが、要するに月足からそう読み取れるということだ。現実的な範囲だと17~19ドル付近で揉みあいの上、再度トレンド開始を想定する方が良さそう。

では日足チャートを見ていこう。

灰色のボックスは昨年秋から意識されてきた長期のレジサポ水平。過去、この水準を日足実体ベースでブレイクすることで、その上下でレンジを組んでいることがわかる。今のところ、このボックスを日足で抜けきっているので、今後は17~18ドル付近を下限としたレンジかトレンドを組む可能性を見ている。

で、次にローソク足の強弱の話。これはもうすでにこの記事で触れていることだが、再度記載しておく。

青ボックスと灰色ボックスでローソク足の強弱に注目してほしい。明らかに陽線と陰線のインパクトが正反対だということがわかるだろう。青ボックスでは、力強い陰線が目立ち、陽線のサイズ感が乏しいように見える。すなわち、反発の規模が小さいことが読み取れる。

一方で、灰色ボックスでは力強い大陽線が目立っているのがよくわかる。逆に陰線の規模感が小さくなっていることから、5/15日を境にして短期トレンドが転換したことが見て取れる。

よって、現在は短期的に上昇トレンドの範疇であるがゆえ、基本的に上目線を持って良さそうだ。17~18(広く見るなら16~18)を背にしたロングが期待値高そうなので、引き続き値動きに注意しつつポジションを組んできたい。

最後に超短期の話。1時間足を見ていく。

1時間足では、ざっくり右肩上がりの逆三尊のような形を描いているように見えなくもない…が、ちょっとわからない。が、上値の抵抗レジスタンスラインは結構明確化されてきているように見える。このレジスタンスに対してどうアプローチしていくか(できるか)が中期で注目したいポイント。

一方でサポートについては明確にコレと言えるようなサポートラインが引けない。今サポートとして信用できるのはやはり16~18ドルの水平ボックス帯だけ。サポートラインが存在しないのは少し怖い気もするだろうが、逆に言えばそれだけ売りを誘うようなチャートを形成しないのも事実。ここは強気と汲み取りたい。

ちなみに引こうと思えば以下のようなトレンドラインが引けないこともない(機能しているかどうかはちょっと自信ないけどワンチャン意識してる人もいそう)

短期水平は17.8ドル付近と17ドル付近で強い買いが入っているように見える。ひとまずはココは超短期の背として活用できそうだが…まぁスイングポジを持つならもっと広めに取っておきたいように感じる。

まぁ短期の話をするならChainLINK自体のチャートもそうだが、正直ビットコインとイーサリアムがどう動くか次第な側面もある。

BTC/USD一時間足チャート

なんとなくディセンディングトライアングルのような持ち合いに見える。現状、67kと66.5kの2つのサポート水平に維持されているように見えて、ここは5/21の日足大陽線の始値付近。意識する投資家も多い水準なので反発しやすいのだろう。

自分はこれを、5/21の大陽線に対してインサイドしながらレンジ調整をしていると見ているので、基本的にまだ上目線ではある。超短期で力強い下落は入っているものの、規模感が上昇トレンドの範疇といったところなので、まぁ弱い。

ただし、上下を当てるより大事なのは立ち回り。結局は自分が持っているポジの建値次第だと思う。少なくとも67k付近のロングは祈れなさそう。67kがいよいよブレイクとなったら次は65k付近なので、この辺りを背に戦えなきゃ一瞬で削り取られてもおかしくない相場。

自分は62kからロングを入れているので、ひとまずはお祈り期間。66kが割れた先の未来のことも考えないといけないな~と思いつつ、様子見状態。66kが割れても64kぐらいまでは押し目として見れるので、もし64kで反発する可能性を考えると62kのロングは握りつぶす感じでもいいのかなと思ってる。

もしこれがブル相場の前夜なら、レンジ下限で握ったロングはそうそう利確できないのだ。たとえバブルが来なくて利益を持ち帰れなかったとしても、来る可能性が高いバブルを狙う方が圧倒的に期待値が高い。